『ある勇者の物語』
あるところにひとりの青年がいた
その青年は自分の住んでいる国が大好きだった
そしてある日突然王宮に呼ばれた
訳もわからずとりあえず言われるがままに馬に乗り王宮へ向かった
「そなたよ、悪しきものからこの国を守ってほしい」
突然のサプライズ
青年はとても誇らしい気持ちになった
そしてパーティーを終え深い眠りにつく…
目を覚ました
こんな人目覚めのいい朝はあっただろうか
青年はそう思った
そして多くの人に見守られながら街を出た…………
ここからは青年を勇者と呼ぶことにしよう
勇者には多くの仲間が集まった
真面目な賢者
本心を言えない魔法使い
無口な弓使い
笑いをとる守り人
傷を癒してくれる治癒士………
勇者はとその一行は笑いながら
時には傷つきながら『悪しきもの』を倒していった…
そしてある日街を訪れた時に人に化けた『悪しきもの』を倒した
でも倒したのも束の間
新しい『悪しきものを』が現れた
勇者はその『悪しきもの』を斬り伏せると『悪しきもの』がこう言った
「こ………この殺し屋」
そう言い残し『悪しきもの』は息絶えた
そこで勇者は気がついた
相手がどんなものであっても自分の『正義』を押し付けてはいけないと
そして1番強い武器は『言葉』だと………