病院に行きづらくなった話。ある時から診察してもらって大した症状もなかったら先生には申し訳ない、お手を煩わせてしまうな、と思うようになりました。

ある時から
診察してもらって大した症状もなかったら先生には申し訳ない、お手を煩わせてしまうな、
と思うようになりました。

ことの発端は市内の混みまくり眼科に
行ったことです。
当時はそこしか眼科がなかったので、
いつ行ってもとても混んでいました。

目的は視力検査です。
視力が変わっていたら眼鏡を変えようと思っていました。
年に一度必ず視力検査に行っていました。

ある時言われたのです。
先生に「何のために来たの？」と

目が痛いわけでも、痒いわけでもない、
困っていないのに、何のために検査に来たのか？
と言いたかったんだと思います。
受付の時にはきちんと視力検査に来ました、と言っている。
ならば先生もそれを知っているはずです。
ショックでした。
医者がとにかく混みすぎているので
私みたいな程度の人は邪魔でしかなかったんだ、
と感じました。

後から眼科じゃなくても眼鏡屋で視力検査ができると知りました。
いつも眼科で検査して処方箋？現在の視力の紙をもらってから眼鏡屋に行って作る。
私は子供の頃からそうしていたので、
全然知りませんでした。

それからは大事になってからじゃないと
医者に行くのは迷惑なんだ、業務妨害だったんだ、
と思うようになりました。
先生のその程度で来るな、と思わせるような態度が衝撃的でずっと忘れられないままです。

眼科とは無関係になりますが、
その数年後、いろいろあって精神的に不安定に。
仕事を辞めて医師のカウンセリングに行くようになりました。

先生に診てもらって大したことが無かったら、忙しい先生に手を煩わせてしまう。申し訳ない。
と、ふとした時に言いました。

どうしてそう思うのか、先生にと聞かれ

私は本当の病気の人からすれば
大した症状ではないと思う。
眠れないわけでもない。何もできないわけでない。
だから無気力で怠けている自分が情けない。
もし病気じゃなかったら診てもらった先生にとても申し訳ない。と告げました。

誰かにそう言われたりしませんでしたか？と聞かれ

怠けは家族にずっと言われた事、
申し訳なさは眼科で言われた事を話しました。
そしたらその眼科の先生や家族の発言が原因で
後ろめたい気持ちを持つようになったのだろうと言われました。
衝撃でした。

今でこそ過去を俯瞰して宛メに書き込めていますが
とても衝撃を受けたのです。
そして他人の影にに長い間縛り付けられていた事実に悲しみを感じました。

確かに言われるまではかなり気軽に医者に行っていた気がします。
そして言われた後、このカウンセリングに
辿り着くまでは予約をするかしないか、
医者に行くか行かないかで何年も葛藤を続けていました。
大したこともないのに行ってもいいのだろうか？
迷惑だったら嫌だな、呆れられたらどうしよう、
とずっと考えていました。

先生に「自分がどう思うか」を大切に考えていこう、と教えられました。
今はその先生のカウンセリングからは卒業しています。

現在の話をします。
カウンセリングが終わった後は
１日3時間のパートでゆっくり社会復帰しています。
以前ほど不安定にはならなくなりました。

でも明後日、市内の大きな精神科病院の予約をしました。
カウンセリング卒業後も
散乱した部屋が綺麗になる兆しがなかった為、
診察を受けようと決めました。

カウンセリング先生の言葉に救われたけれど、
今もずっと
「大したことのない自分が病院に行ってもいいのか？
冷たくされたら？邪魔だったら嫌だ」
という感情がどんどん出てきます。
とても不安です。

そこの病院もとても混んでいます。
運良く来週空いてる、本来なら1ヶ月後、
2ヶ月後になるものだと相談員さんに言われました。
重度のアルコール中毒者がメインで入っているらしいので正常で汚部屋に住んでるだけ、
一応働けている私なんか些末なことなんだろう、
と考えてしまいます。

新しい先生とうまくやれるか、
また顔色を伺って本音を言えなかったら、
精神科の投薬は初めてだから怖い、
全部話せるか、
聞かれたことにきちんと応答できるか、
そんな小さな不安を重ねて診察直前まで震えています。

あの小さな出来事を今でも引きずってしまっている現実が悲しいです。
原因をわかっていても忘れられなかったり、
不安になるのはどうしてなのでしょう……


閲覧ありがとうございました。

今の自分を少しだけ見つめなおせた気がします。
病院はとても怖いけれど頑張ってきます。