私の大好きな言葉があります。
NO DAY BUT TODAY
(musical「RENT」より)
あえて日本語に訳さずに、この言葉を皆様に届けたく思いました。ミュージカル「RENT」の中の歌のあるフレーズです。
前にも一度、宛メでRENTをお勧めさせていただいたのですが、夏に来日公演があるので宣伝ついでに(笑)
このフレーズは、劇中でAIDS患者の方々が何度も何度も繰り返し歌う歌であり、このミュージカルのテーマでもある大切な言葉です。
いつ自分の命が終わるとも分からない、明日がくる保証なんてない、その中で、「今日」という日を噛み締めているフレーズです。
RENTには主人公が六人います。若さに溢れ、恋に夢に生きている六人です。その中にも、AIDS患者がいます。
元ミュージシャンのロジャーは、恋人のエイプリルをAIDSが原因で失ってしまいました。
「私もあなたもAIDSみたい。ごめんなさい」そういう書付を残して、自殺してしまったのです。
そのショックで、ロジャーは外にでることを拒み、「死ぬ前に最高の一曲を仕上げる」ことだけに日々を費やしていましたが、なかなか曲を作れずにいました。
しかしある日、下の階に住むミミに一目惚れしてしまうのです。同時に、ミミもロジャーに一目惚れをしていました。
二人は親睦を深めますが、ロジャーは自分がAIDSであること言えず、デートに誘ってくれるミミに辛く当たってしまいます。無理なんだ、と。
ミミもAIDS患者であり、ロジャーもそうであることを感づいているとは知らずに。
その時の歌で、二人は対照的な言葉を繰り返しています。
ロジャーは怒りの中に苦しみや悲しみを込めて、ミミに叫びます。
Another Day
Another Place
Another Love...
「もしも今ではなくて、もっとずっと昔や来世に違う形で出会えていたら、君と普通に恋ができるのに」という意味が込められています。
それに対してミミは、「足踏みしてはいられない。私たちには今しかないの。一緒に外へ出よう」と切に訴えます。
その時に、最初にあげたあのフレーズがでてきます。
No past
No way
No day but today...
二人の恋がどうなっていくのか、ロジャーは最高の曲を完成できるのか。これは、RENTの見所の一つです。
AIDSや同性愛、賃金滞納者、ホームレス。十数年前、誰もが気にしていて誰もが触れることを遠ざけていたこれらのことを、RENTはミュージカルという形で世間に訴えました。
ロックミュージックと、切なさだけでなく温かみのある話に乗せて。
そして、たくさんの若者に、夢を追う勇気や、今日を生きることの大切さ、友人へ自分が同性愛者であることをカミングアウトするきっかけなどを与えました。
この夏は、RENTの映画をDVDで鑑賞したり、来日公演に足を運んでみてはいかがでしょうか。本当に本当にお勧めです!
宣伝ですみません……。でも、絶対に損はさせない作品だと思います。
長々と失礼いたしましたm(_ _;)m
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ななしさん
前回の宛メを拝見して是非見てみたい!と思ったのですが、英語が全く分からないので、どうしよう…感動も半減しそう…とシリゴミしてしまう私。(〃 ̄ω ̄〃ゞ
36歳主婦
ななしさん
<font color=#ff0000>投稿者さんからお返事きたよ</font><br>
お返事ありがとうございます。投稿者です(^ ^*)
私も英語は苦手で……リスニングなんて、さっぱりです。なので、がっつり日本語字幕を見ながら映画鑑賞しています(^ ^;)
でも、ミュージカルは音楽に乗せて感情を伝えてくれるので、英語が分からなくても全然大丈夫でした!
なので、ぜひご覧になってみてください!
なにぶん台詞が音楽なのでストーリーで分かりにくい点もあるかもしれませんが、インターネット上で解説サイトを開いてくださっているファンの方もいましたので、その点も大丈夫だと思います。
(ちなみに来日舞台も、後ろのスクリーンに日本語を出してくださるようです。)
興味を持ってくださって嬉しかったです。改めましてお返事本当にありがとうございました!
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