幼少のころから、体がおかしい。
どれだけ食べても太れなくて、どれだけ鍛えても筋肉はつかない。
髪の色は中学生あたりからどんどん落ちて、今は茶髪7割、白髪3割。まだお酒も煙草も楽しめない体なのに。
もう全部諦めていた。
でも、最近は体に不調がよく出るようになった。
胸の痛みと呼吸のしづらさで目を覚ました深夜には、もうここで終わりなのかと思うほどの苦しみと痛みと恐怖があった。
おかしい。私は小学生のころから、ひとり「４にたい」を育ててきた。
それがどうしたことか、「痩せすぎ 病気 怖い」「死ぬ 怖い 寂しい」。弱気な検索履歴の羅列が気持ち悪い。
どうした、私は４にたいはずだ。
痛いのが嫌い？苦しいのが怖い？冗談はよせ、4ぬなんてのはだいたいは痛くて苦しいんだ。それが怖いならお前は４にたいなんて口にするな。
また頭の中で私が私を責める。
昔はたくさんの味方がいた頭の中は、今じゃみんな私に呆れてイライラしている。
私は、無理だ。
生きられないよ。頑張れない。違う、頑張ったの。
好きなもの、やりたいこと、全部捨てて、ママに認めてほしかったの。
「あなたはね、お祖父ちゃんに恩返しをしなくちゃならないの。分かった人は手をあげて、はーい」
「どうしてできないの？あなたに喜ばせてもらえたことなんて一度もない。」
「お祖母ちゃんはね、あなたならできるって思ってたから、がっかりしたんだって。」
おかしいなぁ。独りになりたくて、そうなった。なのに寂しいの。
何でかな。何でばっかりで嫌だ。何でばっかりなのは何で？
もうやめて。なにも聞きたくない。なにも見たくない。
怖いよ。寂しいよ。でも、生きるしかないの。だって怖い。
俺が何をしたっていうの。どうして、俺が生まれてしまったの。
もっと別の組み合わせのやつがいたでしょ。
世界は、僕が生きるようにできていないのに、僕はそこで、生きるしかできないようにできてる。
ひどいよ、こんなの。こんなのってないよ。
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ななしさん
明日誰かにあなたが殺されるとしたら、
あなたは何をしたいでしょうか？
「死ぬのを待つ」でしょうか？
ならば、明日から一生死ぬことも眠ることも許されない状態で真っ暗闇のなかを永遠に生き続けることになるとしたらどうでしょう？
やっておきたいことがあるはずです。
○○を食べたい？大いに結構。
周りなんて気にしなくても良いのです。
文句言う奴はぶん殴りましょう。
好きに生きて我儘に生きればいい。
ななしさん
あなたが「４ぬ」ことを怖いと思うなら、きっとあなたは正常なんだと思うよ。
４にたくて本当に電車に飛び込んだり、高いところから落ちてみたりしたとき、人はようやく「何でこんなことしたんだろ」って思うらしい。
だからどうか、まずは４ぬことを怖がり続けてほしいと思う。
４んだらあなたは本当に一人になってしまうから。
誰かに届くはずの声が、届かなくなってしまうからね。
誰かに自分のすべてを否定されるのは辛いだろうと思う。
でも、あなたはいつか幸せに巡り会えるとも思う。
幸せに巡り合うために、
「自分の声で自分の思いを人に伝える」ことだけは、どうかやめないでほしい。
嘘だと思うだろうけど、いつか役に立つ日が来ると信じる。
僕みたいな役立たずでも、これを信じて今日まで生きてこれた。だからあなたにも伝えておきたい。
世界は辛いけど、それでもどうか諦めないで。
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