いっしょに勉強していた友達はみんな受かっていました。
ダメかもしれないと不安を共有した友達はみんな受かっていました。
落ちたのは自分だけ。それも、受かったみんなよりもレベルの低いところに落ちて。
消えたい。情けない。もうすぐ新しい学校生活もはじまるのに、いつまでもぐだぐだ泣いて落ち込んで、大学準備も出遅れて、気づいたらもうひとりになってて、ひとりは嫌だけど誰とも会いたくないし話したくない。みんなすごく気をつかってくれるから、落ちたことなんて気にしてないみたいに笑い飛ばして、でもそれもしんどくて、またひとりで泣いて。でも笑うのをやめたら私にいいところなんてないから、いつも元気で明るくいないとダメだから、心の中でどんなに泣いてても笑うのをやめられない。ずっと落ち込んでるのに復活〜!とか明るく言って笑って心配かけないようにって、大丈夫じゃなくても大丈夫って言わないと優しいみんなに余計気をつかわせちゃうから、私が少しがんばるだけでたのしく過ごせるはずだから、涙なんて誰にも見せちゃいけない、弱音なんて誰にも吐かない。
でもやっぱりしんどいから、ほんのちょっとだけ小瓶に弱音を入れて流します。誰にも気づかれませんように。