阪神淡路大震災の時期になると思い出す会話がある。
新学期の4月、学校の懇親会みたいなものをやっていて話しをしていた時のこと。
過去いじめの被害者になった子が結構居たというか、声優の養成所だったので普通に話していても周りより目立つからだと思う。
そこでクラス連絡係みたいなことを率先してやってくれている関西出身の子が小学生の時阪神淡路大震災で自分を虐めていた子達が全員死んで初めて天罰ってあるんだと、神に感謝したと話していた。
勿論人の死を喜ぶことは良くないと本人も分かっているようだったけど、この優しい子に天罰だと思わせるようなことをしてしまったんだろうなとしか思えなかった。
私はそのあと一つだけ質問をした。
自分自身の生活も大変だったと思うけど学校生活は良くなったのと。
そしたらスッキリした顔ですごく良くなったと答えてくれた。