昔から消えない悩み。共感者が欲しいです。昔から、人から褒められても素直に嬉しいと思えない

褒めてくれてありがとう
（欺瞞だらけのお世辞をありがとう）

昔から、人から褒められても素直に嬉しいと思えない。周囲は皆、褒められるとまんざらでもない表情を見せながら、ありがとうと口にしている。私にはできない。やろうとしても体が心と反する動きをする。親からも何でだと責め立てるような口調で訊かれるが、それは私にもわからない。わからないのは逃げだ。違う。わかっていたらこんな動きはしない。

目標達成して人から褒められる自分
褒められても嬉しくない自分
不機嫌な顔をする自分
親から責め立てられる自分
自信を喪失する自分
責め立てられる自分
目標達成に躍起になる自分
目標達成して人から褒められる自分
（以下、繰り返し）

いつもこの繰り返しである。

褒められたら嬉しい気持ちになれるように、必死に色々頑張った。漢検2級、英検2級に現役合格し、スピーチコンテストで優勝し、TOEICで600点を超える点数を獲得して、ネイティブとも対等に英語を話せるようになっても嬉しさは微塵もない。一時的に嬉しくなってもすぐに熱は冷めてゆく。英語使えても海外行けなきゃ意味ないだろとか、エセな英語を話しているだけでいい気になったらだめだよなとか、否定的にしか自分のことを思えない。

躍起とも見なせるような熱気を伴いながら、他人が私を頻りに褒めてくる理由がわからない。この世界には私より才能がある人がいる。私より能力や外見が優れている人が多くいる。

例えば、英語を話せるって素敵ですねとか、誰にでも優しいですねと他人から褒められたとしても私は嬉しいとは思えない。

英語を話せる人はこの世界にごまんといる。英語を第二言語としている人が多いということからもそれは自明だ。とりわけ珍しいものじゃない。発音はアジアンテイストだ。アメリカ人のトーンではない。エセな英語と見なされるだろう。話せたからって異性をナンパすることもできやしない。仕事に活かせなければ、結局どんなに頑張っても趣味の域を出ない言葉遊びに過ぎないという事実が頭をもたげる。

優しい人なんていっぱいいる。誤解を恐れずに言えば、はいて捨てるほどいる。たとえ、好きな人からあなたは優しいねと言われてもあなたは優しいから外れくじばかり引いているんでしょと笑顔で嫌味を言われている気分になる。

私より才能のある人、容姿が優れている人、魅力がある人。何万人いや何千万人もいるんだと思えて仕方ない。才能もなく、人から総スカンを喰らい、ボッチ街道を突き進んでいる上に恋人はおろか友人もおらず、人から罵倒をされるばかりの私を褒めてくるなんて裏があるのではないのかと思わず勘ぐってしまう。お世辞にしか感じない。私を褒めることで私に何か見返りを求めているのではないかと思わずにはいられないのである。私を褒めることであちら（褒めてくる人）側にうまく私を取り入れたいとか邪なことを考えているのだろうと勘ぐってしまう。

この悩みを打ち明けても共感する者は一人もおらず、相手から逆上されて、面白いくらいに自信を削り取られるだけである。誰からも拒絶されるような引っ込み思案で陰鬱な人格が醸成されるだけである。引っ込み思案な性格が描き出す世界は誰もが私を拒絶するディストピアベースの退廃したモノトーンの世界だ。

頑張っても何も嬉しくならない。ただただ疲れてストレスが溜まるだけ。勉強しても知識は溜まらず、ストレスとフラストレーションばかりが蓄積していく。頭は良くならない。自称万年平社員である。あとは体を壊すだけ。メンタルがぶっ壊れるだけだ。文字通りの心身ともにズタボロな末路である。


誰かからの褒め言葉を素直に受け取れないのはあなたが意地を張っているからだとか、プライドが高いからだというコメントは要らない。悩んでいるからここに書いているのだ。できていたとしたら、ここで吐露なんかしない。

人からの褒め言葉を素直に受け取れない私。才能や魅力、要領の良さがないから私はダメなんだろうと思っている。どうあがいても変容できない既成事実だと思っている。こういう人を世間一般では真面目系クズと呼称するのだろうなと思う。今の私は真面目系クズを通り越して不真面目系クズになりそうになっているけれど。

この小瓶を読んでくれているあなた。このつまらない長文を最後まで読んでくれてありがとう。