今ね、紅白見てるの。
音楽ってすごいよ。
クリスマスに死ねなかったから大晦日、年越しジャンプと同時に死のうかなって思ってた僕を引き止めたから。
ちなみに今、23時15分。
年が明けた時、僕が何してるかは分からない。
でも今は死のうとはしてないよ。
こんな僕の心の叫び、聞いてほしい。
僕はね、生まれつき弱かったの。
体も、心も。
よく学校とか休んで、たまに行ったと思ったら友達に悪口言われてメンタル崩壊。
いじめられる人の特徴に｢被害者面してる｣っていうのがあるんだって。
確かに僕は被害者だよ。
でも好きで被害者になったわけじゃないの。
僕をいじめていた人とはもう会わないし、これから先絶対に思い出しなんかしないけど、会えるなら一つ言いたい。
｢僕のこと、覚えてる？｣
覚えてなんかないよね。
せいぜいクラスにいたチビ。
転校する時に泣いた弱虫。
僕はチビだよ。
弱虫だよ。
でもね、どんなに君に酷いこと言われたって、
僕は君に負けなかった。
僕は僕でいることを選んだ。
僕は夢見ることをやめなかったよ。
ねえ、見てよ、今の僕。
強くなったよ。
簡単には泣かなくなったよ。
昔の僕よりずっとずっと成長したよ。
でもね、今の僕は同年代の子達に追いつけないの。
君もそうだったよね。
運動出来ない。
勉強出来ない。
障害があるからみんなと同じように遊んでもらえない。
きっとそうだから君より弱い僕をいじめたんだよね。
君の気持ち、痛いほどわかる。
誰かに勝って、そこに生きる意味を見出してたんだよね。
僕が転校してからは誰かをいじめることをやめましたか？
相手を思って接することが出来るようになりましたか？
僕はまだ出来ません。
誰かを卑下して、避けることをしている、最低な人間です。
相手を思うことは出来るけど行動には出来ない、まだ弱い人間です。
そんな奴だけど、みんなの幸せを願ってます。
真っ直ぐ遠くへ飛んでほしい。
僕にはそんなことを願う資格すらないけど、
どん底の味を知っている人がこれ以上増えてほしくない。
この文字を打ってる手は震えてるよ。
心臓が震えてるよ。
僕はまだ、誰かを思うことが上手くない。
暖かい色を真っ直ぐ見つめられない。
そんな僕が練習して、もっともっと遠くに響くようになったら大きな声で言いたい。
｢今日まで生きててすごいよ。｣
僕は誰かにずっと言ってほしかった。
認めてほしかった。
今世はもう諦めるから、
来世は幸せだといいな。
