死ぬことを考えるのが好き。
いや、死にたいって意味じゃなくて。
死ぬって現象に興味があるんだ。
なんで生きることに対して、死ぬっていう、正反対のものがあるのか。
これをずっと考えてると、今自分が生きてるのは、自分の魂が、死の世界から肉体っていうパスポートを持ってこっちの世界に来てるからなんじゃとか思う。
つまり、体は死と生を媒介するもので、今我々は寿命っていう期間の中で生の世界に滞在してるってことなんだ。
パスポートの有効期限が切れたら、魂は死の世界に戻ることになる。
もともとわれわれは死の世界の住人なんだ、きっと。
そう考えると、死ぬこともそんなに怖くなくなるのだが。
(その状態で死に直面できたらベストなんだがなあ…。そいつはいつ来るかわかんないから、いよいよ来ちまったらビビッちゃうんだよね…。)