自分は4人家族の末っ子です。
父さん、母さん、姉さん、自分。
でも、本当は5人家族なんです。
だから何?と思いますよね。
母さんは一度流産を経験しました。
本来ならば長男(次女?)になるべき人でした。
つまり、自分の兄もしくは二人目の姉にあたる人物でした。
母さんは性別も分からない我が子を亡くしました。
その後に自分がこの世に生を受けました。
暫く前からその話は知っていましたが最近になって急に思い出しました。
“彼”(性別が安定しないのでこう称します)の代わりとして今を生きているのが自分なんです。
普通なら「“彼”のお陰で生きている」「“彼”が自分を助けてくれた」とか思うんでしょう。
でも、やっぱり自分は普通じゃなかった。
「“彼”が本来いるべきだったはずの場所を奪った」
「“彼”の幸せと“彼”の椅子を奪ってなおそれに満足いっていない」
そう考えたんです。
“彼”なら自分と違って才能に溢れていたかもしれない。
“彼”なら自分の出来ない事ができたのかもしれない。
“彼”が生きていたら周りの人達は皆幸せだったのかもしれない。
そう考えたら、「あ、消えたい」って思っちゃったんです。
そう。「タヒにたい」じゃなくて「消えたい」
最初から自分なんか存在しなくて、誰も自分の事を思い出せない。
そしたら皆苦しまないはず。
寂しいけどそれがきっと正解。
だって自分は“彼”の代わり。
“彼”がいたら自分は居ないでしょう。
無価値な自分が生きるよりも、価値があったかもしれない“彼”が生きるべきだった。
それでも、自分に価値が欲しい。
生きてても良いよって言われたかった。
誰かの人生を奪っておいてそう思うのは悪いことでしょうか?
こう考えてしまう自分は傲慢なんでしょうか?
おかしな文でごめんなさい。
読んでくれてありがとうございました。