「ありがとう」って言ってみて
「大好きだ」
「楽しい」
「嬉しい」
「美味しい」って言ってみて
「強くなりたい」って願ってみて
「賢くなりたい」
「誰かのためになりたい」
「助けになりたい」って願ってみて
どれか一つでも僕ができていれば、今の僕は違っただろうか。天邪鬼で怠惰で、無い物ねだりな僕が、みんなと同じように勉強ができて交友ができて家族が笑っているそんな生活がもしかしたらあったかもしれない。
僕がもう手遅れな分、今まだ子供と言われる人達に願ってしまうのはおかしいだろうか。
変に大人ぶって間違えた道を見つけてしまう子供
考えすぎて、遠くの景色を見て、身近な陽だまりを見損なう子供
言葉の力を軽んじ、自らと他者を傷つける子供
大人に押しつぶされそうな子供
子供はただ、
学歴もずる賢さも、見た目の良さも別にいらない
思いやる優しさと思い上がらない心と、人と笑えるだけの強さを持って欲しい。
酒もタバコも20歳を超えれば死ぬまで続く。
短い10代が数ヶ月で終わる僕にとって、この先が何より悍ましい。
もう母に甘えるほどの無邪気さは無い。でもどこか欠けている。私は損ねた。友人と馬鹿言い合って笑える時間も短かったな。小中高、学校でもっと楽しめたはずだろうな。
子供という時間の重要性を何より知って欲しい
先、誰を何を恨もうと、そこに居るのは写された自身だ
死にたいと考えたあの時死ななかった僕が、今生きている。死にたくない僕がこれからを生かす
どうなってもどうでもいい、それでも何かを望んで待ってる
残酷な世界の門前に立った。みんなが軽々過ぎて行く。
脚が動かない前を見たくない立っているのもしんどい
ああ、暗いなぁ。