淋しいって感覚がとても強くてなにもできなくなることが多い。
口が淋しくて何か食べたくなったり
耳が淋しくて何か聞きたくなったり
そういう時は食べたり飲んだりしても大概充たされない。
かといってそれをやめたら
イライラが止まらなくなってしんどくなる。
ただ淋しいだけで何が何なのか分からないこともあるし
頭が痛くなったり熱に浮かされたみたいになることもある。
いつも一人になったときだけ、何かの反動みたいに。
過ぎるまで待つ間、とても怖くなる
やらなきゃいけない課題も明日が納期のものも
何一つ手につかなくて
自分の手から言葉は遊離して
考えが暴走気味に回って熱で溶けていく。
あとはもう、ぐちゃぐちゃだ。
いまも、
音楽を常に聴いているのはそれから逃げたいからかもしれないなと思う。
音を聞いている間はそれに集中していられる。
詞をなぞっている間は自分でいる必要がなくなる。
見知った歌を何度も何度も咀嚼して、
そうやって、ただ日々を溶かして生きながらえて居る。
小説は、怖いから。
詩は、しんどいから。
どっちもほんとうは大好きだった。
今、音楽に救われたようにかつて私を救ってくれた。
私が好きだったものは
辛くてしんどくて心を痛くする存在になり果てる。
好きと嫌いは裏返しにすらなっていない
好きは嫌いだ
いつだってそうだ
ヒトもモノもオモイも
執着したら最後なのです
もう、しんどい
普通になりたかったなんて、
昔の私が聞いたら卒倒するだろうな。
普通になるのが何より怖かったから。
保身じゃなくて本当だった
誰が何と言おうと私はあの頃の私の味方でいるつもりだ
馬鹿馬鹿しいくらいあの頃の自分が愛おしい。
あのころ見えていた世界も、言葉だって
今はもうないものは美しく見えるのかな
あの頃の自分はきっと今の私を嫌うだろうな
それでいいと思う
結局一番好きなのはあの頃の自分かもしれないね
ナルシストなのかもな
捨ててしまったノートが少しだけ読みたくなる夜です
暗い言葉だけしかない他から見ればイタイのであろうあのノートが