26年間、母親からずっと存在を認められずに生きてきた。
もっともっと、なんでこんなこともできないんだ、こんな結果出して当たり前、それより上を…
昔のことを思い出せば思い出すほど、母親から「今のままではだめ」「今のままだと存在自体が恥ずかしい」を受けつけられたと思うし、家族4人で暮らしていたはずなのに父親の存在は薄すぎて何もない。
生まれ持った特性なのか、そういう環境で生きていたからなのか、小学生になればもう「殺す」か「死ぬ」かという考えがあった。
家族(同居していた祖父母も含めて)を自分以外全員殺して、上手く自分だけ被害者になって家族から逃れてのうのうと暮らしたい。バレないでそれができる方法はないのか。
それができそうにないから、死のうか…
先日、小中学校で同級生だった友達が殺人犯になった。
新聞を見て一番最初に思ったのは「やるじゃん」。
羨ましいな、いい殺し方だな、と思った。
自分の子どもに殺されるのはどんな気持ち?とその時間で死んだ母親に対して心の中で挑発的に言ってみた。
幼い子どもと障害者と高齢者は嫌いだ。
自分の思い通りにならないから。私はこんなに叩かれてつねられて嫌味ばかり言われても耐えてきた。思い通りに動いてやったのに、なんでお前たちは私の言うことを聞かないのか。
髪の毛を掴んで投げ飛ばしたい。蹴り飛ばしたい。こんなこともできないの、とか、その人が一番言われたくないような言葉を永遠と浴びせたい。
こんな気持ちがあるから、自分では子どもを持たないと決めているし、親に介護が必要なら全部福祉サービスに任せる。
なるべく気持ちを揺さぶらないように生きている。
でも、たまらなく人が傷つく姿を見たくなるときがある。誰かが傷つけているところでもいいし、自分が傷つけるのもいい。楽しそうだなと思う。
きっと、わからない。こんな気持ちは理解してもらえない。
善良ぶって生きているからそんなことを考えている人間には見られない。
私の仕事は教師だ。仕事ではそんな気は全く起こらない。
けれどふつふつと浮かぶ悪に、どう付き合っていけばいいのか分からずにいる。
サスペンスや狂気的な犯人が出てくる物語は大好き。
そういうものに触れている時間は落ち着く。
こういうのって、他の人も持つ感情なんだろうか。
似たような人はいるのか。
どうやって生きているのか教えて欲しい。