友人が大好きです。
愛しています。
彼女は簡単に言ってしまえば
馬鹿で視野が狭い
でも心が真っ白なんです。
濁りがないんです。
嘘をつけない。
人の気持ち悪いところを知らない。
純粋で、綺麗なんです。
心から彼女を愛していました。
恋愛感情だったかもしれません。
分かりません。
でも、最近その気持ちが強くなり
彼女とただの友人にもかかわらず
束縛するようになってしまいました。
正直、私は黒いです。
彼女の真っ白な心を汚さないように
言動には気をつけています。
本心は話したことがありません。
ですが、彼女と一緒にいることができて幸せに感じています。
その白を全然みんなわかってない。
黒くして欲しくない。
でも、私は
彼女の白よりも
彼女の幸せを願っているつもりでした。
でも彼女を縛っている。
結局だめですね。
自分の満足のために動いている。
結局 彼女の幸せより
彼女の白を守りたかったんです。
彼女ではなくて良いということになります。
私は彼女ではなく
彼女の白を愛していたんです。
今でも愛しています。
ですが、あまりにも失礼なこととわかっています。
彼女でなくとも良いのですから。
大人になってもその白を失わないで欲しい。
ずっと輝いていて欲しい。
私の視界から外れて欲しい。
縛ってしまいそうだから。
彼女のような美しい人が
真っ黒な私と仲良くしては駄目だと
いつも思うんです。
距離を置こうとするんです。
でも無理です、近くにいたい。
よく、
あの人が幸せになるなら
隣が僕じゃなくてもいい
みたいな歌とか詩があるじゃないですか。
無理です。
別れられない。
彼女は真っ白で真っ直ぐで
友人が沢山います。
皆美しいと思っているんです。
その心の白に気づいていなくとも
一緒にいたいと思わせる力があります。
みんな汚れているから。
純白に憧れます。
私一人が明日、交通事故で死んだって
彼女には変わりはないんです。
人の代わりなんて沢山いる。
私は特別ではない。
白に群がっている黒です。
沢山いる黒のひとつでしかない。
私が離れなきゃ、と思って悩んでいる間に
彼女は別の友人と話す。
みんな届かないんです。
私にも届かない。
彼女の白を愛しています。
信仰しています。
一種の神で、宗教団体的なものなのかもしれません。
離れなければ。
近づきたい。
縛ってはだめ。
みんなの目の触れるところに置きたくない。
私はどうやって
彼女と距離を置けばいいの…