今日はママに手紙を書きます。
ママは、私が小さな頃から毎日怒鳴っては家を出て行ったね。あのとき、本当に怖かったんだよ。
家にまだ2歳の妹と二人取り残された幼稚園児の私は、パパが帰ってくるまでずーっと泣き叫んでたよ。
その後も、どんどん怒鳴る頻度が高くなったよね。お箸を上手に持てない私の膝を叩いた。あの日は、ハンバーグだったね。もう思い出したくもない。
小学二年生の冬、ママがぼそっと「子供なんて産まなきゃ良かった」っていったの私聞いてたんだよ。
ごめんね、産まれてきて。
パパが単身赴任してから、ママは泣き叫ぶようになったね。その頃から、簡単に「死ね」って言葉を発するようになったよね。せめて、落ち着いてからでいいから弁解して欲しかった。言い訳して欲しかった。
私にはいきる権利が無いなんて知ってる。知ってても、すぐ死ねるわけじゃないんだからしょうがないよね。ごめんね。
産まれてくんな。死ね。
そんなの、今更だよ。そんなこと言うなら、私がお腹にできた時おろせばよかったじゃん。
なんで私を産んだん?