前の小瓶を読んで下さると助かりますが、彼女の事についての一連の話は、この小瓶で最終回です。
何故なら…振られたので。
前回の小瓶は、2019年の11月3日でしたね。
まずはそこから話します。
あの投稿の後も、変わらずに彼女は不登校でした。
LINEをしても「忙しいからじゃあね」とか、「勉強してるからじゃあね」と、じゃあねとすぐ返されてしまいました。
私は気になったのです。
『勉強で忙しい』とは?
高校は、中高一貫校なのだから、進級テストを受けて、仮に点数が赤点だろうとも、親に面談があるもののそのまま上がれるのですから、忙しい筈も無いのです。
そしたら…私の誕生日、1月15日に、不意に連絡が来ました。
『誕生日おめでとう。祝ってあげられなくてごめんね。私、もう学校行きたくないから、受験する。私立と公立受ける。忙しいんだ。今までも、今も、本当にごめんね。ちょうどいい機会だし、別れてくれないかな?これからは、友達ってことで。んじゃ。』
ただ通知が1つ、それだけ。
受験をするには、遅過ぎるのではという疑問と、なんで誕生日にこんなこと言われなきゃいけないのかという怒りが渦巻きました。
何よりも…私の誕生日を、『ちょうどいい機会』と言われたことが、ただひたすらに憤りを感じ、同時に傷付きました…
嫌われたんだな、なんて。
そして私は、その日以来、彼女が嫌いな人に変わりました。もう2度と顔を合わせたくないくらい。
家に帰って自分の部屋で、彼女からもらった「嘘のラブレター」をすべて破り捨てました。泣きながら、怒りながら、原型も分からないくらいにビリビリに破いて。
何だったんだよ、あの笑顔は。
あの言葉は。
あの思い出は…
全てが手の平から零れ落ちて、消えていったような。
裏切られたような…
いいや…彼女は私を裏切った。
言ってる事と、やっている事が違う。
大好きだと言ったのも、また遊ぶ約束も、全て無くなった。
思い上がり過ぎ??
それとも、こうやって怒らせて、嫌われさせるのが目的??
どちらにせよ、もう彼女自身が私と付き合おうという意思が無いのです。
この『嫌い』という思いは、誰になんと言われようと、嫌いであり、怒りであり、悲しみです。
自分から連絡は取らず、向こうからも何も来ず。
そんなこんなで、今は2020年の3月5日です。
ちょうど今日は、中学最後の期末試験の答案返却日で、今後の予定(卒業式のこと)についての連絡もありました。プリントも配られたし、一応写真を撮っておこうとスマホを取り出したその時でした。
ふと、彼女を思い出しました。
あの誕生日以来、思い出したくも無かった彼女を、何故思い出したのか…あれだけ嫌いになったはずなのに。
でもなんとなく、この写真を撮るという行為が、懐かしい気がしたのです。
久しぶりに、彼女のトークルームを開きました。
最後の履歴は、1月15日。
…あれ、なんでトークルーム開いたんだ?
ああ、そういえば、プリントの写真送ってあげるんだった。
また、「ありがとう」とか、言ってくれるかな。
いや、流石に無いか…でも、そうだったら、嬉しいな。
やっぱりまだ、好きなんだな。
今日改めて自覚しました。
とはいえ、振られてしまったのは変わりありません。彼女も、違う学校へ行ってしまいます。
ちなみに、彼女は私立は残念ながら落ちてしまい、公立校に行く事が確定したらしいです。
まあ、本人ではなく、彼女の親御さんから連絡が来たのですが。
おそらくですが、今後はお互い離れた場所で、会うことも無くなり、疎遠になるのだと思います。
そりゃ、最初の小瓶の通り、成功させたいとも思っていますし、なんなら復縁とか…出来たら良いですけれど、もう来年で私も彼女も高校生です。いつまでも甘い考えをしているわけにはいきません。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
やっと本題です。
どうかこの好きというのを、なにか別の、「なつかしい思い出」とか、「遠い場所から応援してる」みたいな気持ちに変えられないでしょうか。
なんというか…こういうとダメ人間なふうに聞こえてしまうのですが…
好きな気持ちがこのまま続いたら、また会いたくなってしまったり、どうしても離れたくなかったり、そんな独占欲のようなものが思い浮かんでしまうのです。ほんと、ドSかよ私って思ったりしてしまうのですが。
どうかこれを、忘れたり、なにか別の気持ちに変えられないでしょうか。
何かしらの方法であったり、お言葉をいただきたいです。