某動画アプリで、鬱になりやすい人となりにくい人 というテーマの読み上げ漫画形式の動画を拝見しました。
鬱になりやすい人は
自分の事を他人に理解して欲しがる人。
「私はこういう人間です」と周りに理解してもらいたがる人。
自分の事をわかってほしいという気持ちが強いと、わかってもらえないときに大きなストレスを感じるから。
現実的で自分にも厳しい人。
鬱になりにくい人は
シンプルにありのままでいられる人。
「自分がどう思われているか関係ない」と、気負わずにいられる人。
「私もあなたのことを全部理解出来ないから、あなたも私のことを全部理解出来ないのは仕方ない」と考える人。
自分も期待に応えるために無理しないし、相手にも期待しすぎない。
楽観的で適当になれる人。
鬱になりやすい人はストレスを溜め込む「汲み取り式」で、
鬱になりにくい人はストレスをサッパリ水に流せる「水洗式」
といった内容でした。
私の拙い文章で伝わるかわかりませんが…
最後の例えもそうですが、まるで前者が悪者のように描かれていて、見ていて気分のいいものではありませんでした。
コメント欄にも、鬱の方が見て鬱が悪化する内容だという声がありました。
もしかしたら鬱の方が見て「自分もそうだった」と納得するところがあるのかもしれませんし、発症の仕方によって違いがあると思いますが、
私は、どれだけ忙しい最中にいても、どれだけ悲しみに溺れていても、心や気持ちにちいさな余裕や希望があるかないかが鬱の発症を左右する一つではないかと考えています。
私も鬱症状を経験した一人です。自分がこんなことになるなんて思わなかったし、医師に診断されるまで受け入れられませんでした。
なるまでも辛い、なったと気づいた時も辛い、なってからも辛い日々でした。
今は元気に生活できていますが、小さな頃に描いた将来の夢の職業にトラウマを植え付けてしまったのか、復帰することを少し躊躇っています。
なにより、しんどかった時の自分がこの動画を見ていたらどれだけ傷ついただろうと、今後同じように傷つく人を減らせたらいいなと思い書きました。
動画だけでなく、実際にこんなことを発言する人間も少なからず居ます。
そんな人もいるのかと受け流せる余裕があればいいのですが、切り詰めて余裕がなくなっている方が同じような目に合わないことを祈ります。
長文失礼しました。
ご拝読ありがとうございます。