どうして好きな事をするのに罪悪感を覚えなきゃいけないの?
受験生だから? バカだから? みんなが頑張ってるから?
勉強しなきゃいけないってことは自分が一番分かってる。だけど、手が出ない。出来ない事が怖い。みんな優しいから大丈夫って言ってくれるけど、全部が嘘に聞こえる。
私を元気づけるために無理させてる。こんな奴見ててイライラしない方がおかしいのに。
みんなが受験に向けて頑張ってる時に、私は小説を書いてる。ほんと何してんだろうね。
小説家になりたいけど、語彙力が無いから
上手く書けない。でも楽しいから書く。書いてるうちは凄く楽しいけどふと勉強の事が
頭に浮かぶと途端に苦しくなる。やらなきゃっていう事しか考えられなくなる。
そうして勉強に手を付けても1時間しか持たない。ほんとにクズだよね。
受験生の自覚が微塵もない。お母さん、お父さんに迷惑をかけるだけの害悪。本当にごめんなさい。
首を絞める事にハマって、勉強する前によく締める。気持ち悪いよね。だって私はそれを楽しんでるんだよ。
なんでこんな人間になったんだろう。
早く死ねばいいのに。
私も高校の頃から小説家を目指していました。小説に限りませんが、創作行為は麻薬のようなもの。やめようとしてもやめられるものではありません。作り手なら誰でも共感することですよ。
それに、受験とかテストシーズンに全然関係ないことに手を出してしまうのは誰しも同じです。急に本棚の整理を始めたり、そうして奥から見つけた漫画を確認のためとかいって1巻から最後まで読んでしまったり。
あなただけじゃありません。
何のための受験なのか。その答えが持てないままなら苦しいのは当然です。
他の人のためじゃない。第一にあなた自身のためにすることだということを忘れないで。
小説家は人生で最後になるべき職業、という言葉があります。書けば書くほどわかりますが、小説に映し出されるのはあなた自身です。語彙や表現力だけでなく、あなたの人間としての未熟さ、経験のなさがありありと描き出されてしまいます。
逆に言えば、あなたの経験すべてがあなたの執筆を支えてくれます。
小説家になりたいのなら、そしてもし何のために受験するか見つからなくて、でも受験をやめることができないなら、受験という経験そのものをいつか芸の肥やしにしてやる、くらいの気持ちで食らいつくのもいいかもしれませんよ。