出会いから26年間、結婚してからは15年間…ずっと一緒にいて、お互いに離れられない位だったね。相手の事を1番に思いやり、自分の事は二の次に考えてた事も一緒の考えだったね。私を世界で1番に考えてくれていた私のかけがえの無い最愛の貴方は…もうこの世には居なくなってしまいました。
入院中も自分の事より私の事を心配してくれていた優しい主人。
出会いから、貴方の為だけを思い、貴方だけ喜んでもらう為だけに私は生きてきた。
貴方がこの世を去ってから、もう少しで5ヵ月になります。…この5ヵ月間…とてつもなく永く感じる。
2人で食べるご飯、何を食べても美味しかった。2人で居てる時間、何でも楽しかった。…今は何を食べても美味しく無いし…何をしても楽しくない。
早く迎えに来てくれる事だけを願い、考えてる。…あんまり迎えが遅くなると、私せっかちだからさ。こっちから行っちゃうよ?
毎日泣いて悲しい私を見てるのは辛いでしょ?何年待ったって笑う事は無いよ。
…だからさ、早く迎えに来てね。貴方も淋しいでしょ?
辛いですよね。
一緒にいた頃の密度が濃いほど、心の穴は大きいと思います。
それが埋まる時間も、その分かかりますしね。
今はまだ、何をしても、何を見ても、どこへ行っても、旦那様の事を思い出して辛いと思います。
笑える日が来るなんて、想像もつかないかもしれませんが、必ず来るんですよね。
相応の時間はかかりますが。
あなたのことを一番に考えていた旦那様だから、きっとあなたをそばで見守っていてくれていると思いませんか?
亡くなった人は、残した人が立ち直れなかったり、辛さのあまり後追いしてしまうようなことを望まないと思います。
人には寿命があって、それを自分が先立ったがために打ち切らせてしまうことになるのですから。
ご主人も優しい方のようなので、それは望んでおられないと思います。
その代わりに、ちゃんと見守っているよと言っておられるのではないでしょうか。
今まで自分を二の次にしてくれていたから、今度は、自分の為だけの人生を楽しんでみてよ。
第二の人生で、いろんな事を経験して、沢山楽しんで、山ほど土産話を用意しておいてよ。
命を全うしたら、ちゃんと迎えにいくから、その時沢山土産話を聞かせてよ。
こんな風にご主人はあなたに語りかけいるのではないでしょうか。
楽しむなんて、今すぐは無理でしょうから、焦る必要はありません。
しっかり悲しんで、本当に、徐々に徐々にだと思います。
ご主人がびっくりするほど、いろんな土産話を作っていきませんか?