ななしさんへ。
専門的な話すぎて…お返事がくると思っていませんでした。
それもあなたのような、本質を汲み取ってくださるようなお手紙で、とても感動しています。本当に嬉しいです。
とてもタイムリーなことですが、勉強をした事を、先日、インターネットで相談してくれた他の苦しむ人へ伝え、カウンセラーの真似事をしました。
一度二度だから根本的な治療にはならないでしょうが、私から誰かを救う知識の種を植えられた人がいたことが、わたしの中でも救いでした。
結局、私の自律神経は人を怖がっていて、不特定多数の方と長期的に関わるのは動悸など身体にダメージがきてしまい、断念してしまいましたが…(断念しなければならないことも、本当に辛かったです)
それでも、わたしの知識や体験を頼ってくれたり、喜んでくれたり、あなたのように言ってくださる人がいて、救われました。
この手紙を書いたときより、ずっと楽です。
ずっと軽薄に人と話す、繋がることは悪であると、幼少の頃から考えていました。長期に渡るいじめや親のネグレクトがあり、わたしはずっと精神的に、ひとりこそ正しいことだと信じてきました。
けれども、何度拒絶しても大切にしてくれる温かい人の存在を知り、学術的な理論の裏付けも知り。その研究をしてくださった方々の熱意や思いやりを知り。
そして不特定多数の方の苦しみと良心にも触れました。
人との、ささやかな思いやりある「繋がり」が、人には非常に大切なのだと今は痛感しています。
(それは決してパートナーなどの深い繋がりでなくてもよく、むしろ、そうでない広い人たちの中での安心や、許しあう感覚の方が大切になるでしょう)
死にたいと思うことはしばらく続くでしょう。ですが、その人たちのために死なないと、決めています。
独白が長くなりましたが、この度は心よりありがとうございました。
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