とても疲れた
助けてあげなきゃって頑張ったけど疲れてしまった
私しか居なかった
でも限界だった
人を憎むのも疲れた
なんで、って考え続ける事も疲れた
人は結局、他人の事などわからないのだから
迷惑をかけた事を反省している
嫌われた事も当然の報いだと思う
人が人を助けるなんて不可能なんだと知った
神は乗り越えられない試練は与えないと言うが
私は乗り越えることが出来なかった
私は出来損ないだった
伝えきれてないことは山ほどあるが
今ではその人に伝えることすら出来ない
あなたは間違っていなかった、
今も苦しんでいるかもしれないあの人に、
ただその一言だけを伝えたかった
年内は仕事があるから迷惑がかかるから動けない
こんな時までって思うけど、
せめて1つでも、迷惑になる事はもうしたくない
思えば怒涛の令和だった
平成の最後から狂い始め、
気づけば年号は変わり、
私達だけが動けずに置いてけぼりになっていた
その間にも黒い鉛のようなものは
少しずつ徐々に、
しかし確実に私達の精神を蝕んでいった
最後は苦しく辛い日々ばかりで
以前どんな自分だったか思い出す事も出来ない
助けようとしていた大切なあの人の笑顔も今では思い出せなくなってしまった
それでも死ねば会いたい人にあちらで会えるんじゃないかと
まだそんな勝手な夢を見ている
お父さん、
お父さんの大切な人を守りきれなくてごめんなさい
精一杯、身を削って頑張ったけれど、
私一人では無理でした
出来損ないのダメ娘で本当にごめんなさい
お叱りは、もし再会出来たらいくらでも聞きます。
世の中は辛い事だらけで
それでもいつか晴れると信じていた
ただの理想と希望
妄想だったかもしれないな
死ぬ事はいけないことと言われても
それでも苦痛が死の恐怖を超えてしまう一線がある
それは当事者しか分からない
死よりも苦しい生き方を続けろと怒る人もいるだろう
だけどその測りもまた言う本人次第のものであり、
必ずしも万人に当てはまるとは言い切れないと
身をもって命に代えて、私は断言する
たまたま生まれてしまったもので
生まれたからには生きなくてはいけなくて
命というものは随分勝手だなあとぼんやり考えた
愛する者、親しい者の死ぬる事が多くなるに従って、死の恐怖は反対に薄らいでいくように思われる。
生まれてくる者より死んで行った者に一層近く自分を感じる。
私には真に愛する者があるから、
そのことが私の終了を約束する。