私は高2の学生。
私は、今人生の分かれ道に立っている。
私の両親は2人とも医者だ。
だから無理矢理大学の医学部にいかせて医者にならせようとしている。
でも私がなりたいのは医者じゃない。
アーティストになりたいんだ。 たくさんのギャラリーに行って思った。
いつかは私の作品もこの中に展示されるんだって。
1人でもいい。 誰かを感動させることのできる作品を作るんだ。
なのに前、このことを言い出したら、細かいことを言う前に遮られた。
「お前は医者になる。それしかお前には明るい未来はない。」
父の言葉を聞いて一瞬、そうだと信じてしまいそうだった。
でも違う。私の未来は医学部でも医者でもないはずだ。
それなのに私は自立もできない。
バイトも親に「勉強の妨げ」と言われてしていない。
家を出ればいいのにそれができない自分が情けない。
勇気のない自分が情けない。
たった一つの希望は自分の夢。
自分の将来を妄想しては束の間の喜びに浸っている。
アーティストになった明るい未来を妄想して。
確かにアーティストよりも医者の方が収入も仕事も家族も何もかも安定する。
両親が医者だから家庭も安定していた。
だから恩を感じていて余計勇気が出ない。
そんな弱さが時々、「医者になったほうがいいんじゃないか。」と私に囁く。
いや、そうじゃないんだ。 私はどうしても自分の夢を追いかけたい。
恵まれてるからって自由にしたいことをしているだけじゃないか、とも思う。
確かに医者は人の役に立つ。
でもアーティストだってそうだ。 人を感動させて、その人の勇気を奮い起こすことが出来るかもしれない。
相談できる人もいない。 問題はそう深刻じゃないんだ。
でも私には深刻で、誰かに励まして欲しい。
歌とかを聞いても余計悲しくなるだけ。
私の夢を応援してくれていたおばあちゃんは一昨年亡くなった。
私は勇気が欲しい。 それだけだ。
ご両親は医師として成功してきたので、その道こそ幸せだと思ってらっしゃるのかなぁ。
私も子を持つ母なので、ついこどもに自分の経験からものを言ってしまうことがあるので、わかる部分もあります。
私も子どもがアーティストになりたいと言ったら、ちょっと待てと言ってしまうかも。
子どもの幸せを思ってのことかもしれませんが、しかしご両親と小瓶主さんは別の人間ですからねぇ。
アーティストの道を選ぶかは別として、医師にならなければ明るい未来はない、ということは決してないと思うのです。
当たり前のことですが、医師は人の命、人の人生に大きく関わる仕事です。
私は医療系の仕事をしていたので、自分の判断が人の人生を変えるかもしれないという強い責任感と、患者さんによい人生を送ってほしいという愛を持って仕事していました。
プレッシャーもものすごくありました。
医師ならそれはなおさらのこと。
医師を選択する場合、収入の安定より第1に患者さんを大切に思う気持ちがないと、どこかでほころびが出ると思いますし、ご自分も本当の意味で幸せにはなれないのではないでしょうか。
確かに、生きていくためにお金は必要です。残念だけど、やっぱり貧乏は苦労が多いです。
でも収入の安定を考えるなら、他にも仕事はたくさんあると思います。
どうか、総合的にご自分の幸せを考えて人生の選択をなさってください。
高校2年生でご両親への感謝の気持ちを持っていたり、たくさんのギャラリーに行って、芸術の良さを感じてらっしゃるってステキなことですね。
魅力的な方なのだろうなと想像します。
どうか、ケンカ別れでなく、ご両親にうまく気持ちを伝えて、双方納得して進められるといいですね。
なかなかご両親の考えを変えるのは難しいかもしれませんが。
小瓶主さんの人生を影ながら応援しております。