私は、生まれた頃から母親がいないです。
物心ついたときに祖母によって知らされました。
ありえなくて。今まで信じてきたものが崩れた気がしました。
父はいます、でも月に1回会えるか会えないかぐらいです。
私がずっと母親だと信じて一緒に暮らしていたのは父の妹でした。私の妹だと信じていた3歳離れた妹は父の妹の子供でした。
この事実を知ったのも物心ついたときだったので母の顔をまったくしらないです。
親戚に聞いてみたりもしました。
私のお母さんのこと知ってるなら教えて欲しい。って。
でも、親戚は写真みたことあるけどぼやけてたな、と曖昧でした。
祖母から伝えられたときも、はっきりとした母がいない事情はきいていませんでした。
まだ私はその時小学生だったので、本当のお母さんは私を産んだ時病気で亡くなってしまったのだとずっと思い込んでました。
毎日毎日、夜、まくらを沢山濡らして家族に気づかれないように静かに泣いてました。
それからというもの、妹と変わった対応をされたり、小さな出来事でも私は
「本当の家族じゃないから差別を受けてるんだ」
「妹は本当のお母さんがいるから特別なんだ」
妬ましい思いと、お父さんにもなかなか会えない、お母さんがいて欲しかった思いで、
いっぱいいっぱいでした。
学校にいる時も友達の話を聞いてれば
暖かい家族で、おかあさんとのやりとり、
おとうさんとのやりとりが友達の口から出てきてそれを聞くたび泣きそうになって、羨ましくて、だれにもほんとのこといえなくて。だって本当のことを言ってしまったら仲間外れにされそうなきがして、
本当に羨ましかった。
本当は今でも羨ましいです。
昔から大好きになった人には恵まれないんです。
私のことを理解してくれて、私との秘密をたくさん作ってくれた大好きだったひいおばあちゃんが病気になって亡くなったときも、お葬式で我慢してた涙が出た時、泣くなって叱られた。
おとうさんが優しそうな女の人を連れてきたとき。おとうさんがこの人が新しいお母さんになるかもしれないと言った日。まだおぼえてる。
楽しい思い出つくった、遊園地、お買い物、沢山行った。
でも、その女の人は隠し子がいた。おとうさんにだまってばれて、出ていった。
お父さんの妹は言った。
私がまだ小学生で熱が出ててよく頭が回らなかった日。裁判所に明日いかなきゃいけない私を連れて。「ママ(パパの妹)のところにいて欲しいの。パパのところにいかないで。」
この書類に名前を書いてほしい。
そうしたらママといることになるから
嫌だった。
すごい嫌だった。
パパと居たかったんだ。なんで本当の家族 誰一人もいない家で堪えて生活しなきゃいけないの。
でもそんなこと言えなかったし。言えるわけがなかった。
知らない人に「お父さん似?お母さん似?」ってきかれたとき、分からなくてだまるしかなかった。
友達に「妹と全然似てないね」っていわれたとき笑うしかできなかった。
色んな不幸が募って
夜家を出て、探しまわって見つけられた時も
「どうしていなくなったの」
言えるわけなかった。
毎日が嫌で、もう高校生だけど、
今までがトラウマで、何かしてないと頭の中で今までの出来事が再生されたみたいに脳裏によぎる。
本当に自分が嫌いです。
拙い、語彙力があまり足らない文章になってしまいました。ごめんなさい。
将来、家庭ができたら
幸せに育てていきたい。
ママが悪くないのは知ってる。
だけど自分が許せないんです。
ごめんなさい。
本当のお母さんに会わせて下さい。