働こうとする場所が悪かったと思います。
塾で働くなら、子供達から「私受かるかな」「もう出来ない」「自信がない」なんてネガティブな言葉もたくさん出るでしょう。
成績がなかなか上がらない子や、偏差値的に志望校が少し厳しい子がそんな弱音を吐いた時、あなたはうまく受け止められますか?
心のどこかで「確かにな…この子はダメだなあ」て思った時、正直な人って、それを表に出してしまうのですよ。
口じゃなくても表情とかでね。そういう空気を子供は感じ取るんです。
宛メでも「周りから期待されていない」「親に見放されている」と感じて悩む人いますよね。
だから、何にでも素直で正直な人は、神経を尖らせた子供が多い塾は向かないと思います。
あなたが皆からアドバイスされた「ずるくなれ」というのは、ちょっと違うと思います。どっちかと言えば「理想を捨てるな」かと思う。
おそらくあなたは、正直な分、現実的過ぎるんじゃないかな…と思うんですよね。
「これが理想だとは思うけど、現実には難しいだろうな」「私にはそこまでの能力はないから、言えない」みたいな思考をしていませんか?
でも面接って、基本は現実じゃなく、理想を語る場所なんですよ。その業界や業務の理想形を描けていない人は、現状をより良い方向に導いていけないですからね。
「こうありたい」
「こうしたい」
それが例え今はただの綺麗事だって構わなくて、今じゃなく半年先、数年先のあなたを面接官にイメージさせることが大事なんです。
こういうのは「今は出来ないけど未来は出来る」ていう、いわば根拠のない出世払いみたいなものなので、それを「ずるくなれ」と周りの人は表現したのかも。
あなたは自分を現実的にとらえるあまり、若い人に不可欠な伸び代を全然アピール出来なかったんじゃないかな?て、私は思いました。