顔も知らない、名前もない、
生まれることができなかった兄(姉)さん
私の家族は、
幸せかもしれないし、
幸せじゃないかもしれない。
親戚などもう信用に値しない、
父は子供のように自分勝手で浅はか、
兄はその父によく似ていて、
母と私も変わり者で人と違う、
母と父は毎日のように喧嘩し、
人など信用できない私。
それでも、
あなたがいなくても
(むしろ、こんなにあなたを気にするのは私くらい)
とりあえず、大した苦労もなく
過ごせています。
もし、あなたが
天国から見てるのだとして、
今の私たちは、
あなたの目にどう映ってますか?
幸せそうですか?
だとしたら、あなたはきっと
ほかの家庭の人たちも、
見ているのでしょう。
それこそ、母子家庭だとか、
虐待されているだとかの、
辛い子たちの家を。
私は、今人間を憎んでいます。
きっかけは自分でもわかりません。
でも、きっとこれは
誰にも理解されない、
誰にも判らない
歪んだ感情。
絶望と嫌悪と軽蔑。
それは確かに本心で
自分も含めて、人類が大嫌いで、
早く滅んでしまえと
願っているのです。
できることなら、自分が今すぐにでも
終止符を打ってやろうと。
毎日。
それと同時に、
「もう幸せなんかいらない。
何もいらないから
苦しみから逃げるために
だれか、殺してください。」
そう思ってます。
自分でも、なんでこんなに
人間が憎くて、死にたいのか、
心当たりはあっても、
そのどれもしっくりこないままで、
なぜなのか
皆目見当もつかないのです。
きっと、私の人生を見てきたであろう
あなたなら、
息を吸うよりも簡単に、
わかってしまうのでしょう。
私は、これから
どう生きていけば良いのでしょう。
人への不信感と嫌悪感を抱いたまま、
それに縛られ、
人の優しい言葉を受けても変わらない、
この歪みきった感情で、
どう、
生きがいを見つければ良いでしょう?
今私が死んでいないのは、
自分で死ぬということへの
恐怖心のお陰ですが、
人の幸せは喜べるのに、
自分の幸せは望めない
この持て余した感情を、
私は一生抱えて、
人の役に立つことを望み、
人の幸せそうな姿を糧にしながら、
時間つぶしをするこの堕落した人生を
私はいつ、
終わらせることができるでしょうか。
どうして人は、人を羨み、妬み、
その幸せを喜ぶことができないのか、
どうして、理解(わか)れないのか。
人のためを思う人が、
苦しみを噛み締めて生きるのが
道理のようになっているのは、
神の嫌がらせか?
そんなことを、日々考えて生きる私は
人間を心底、憎んでいます。
あなたは、今、幸せですか?