思い出の中のあなたは、いつも笑っている。
いつも私にその笑顔が向けられている。
出会ってから、毎日あなたのことを考えていました。
あなたの気を引くために、努力したことを覚えています。
春の土の香りも、夏の爽やかな風も、雨で濡れたアスファルトの匂いも、全てあなたを思い出します。
もっと、自分に素直になれれば良かった。
限られた時間の中、作ることが出来る思い出が限られていると分かっていたら、素直になれたのでしょうか。
時間が進むと、人は後悔し、戻りたいと思うものだと、知りました。
アルバムを見返すと、あなたとの限られた思い出をずっと、頭の中で繰り返しています。
前に立つ人は、きっと他の人よりも大人だから、前に立つことが出来るのだとすれば、あなたはきっと誰よりも大人びていて、しっかりした考えを持っていたんだと思います。
私があなたの隣に立つことが出来るほどに、精神的に大人であれば、今は、どうなっていたのでしょうか。
今、あなたはどこにいますか。