毎日がひどく虚しいのは、私が疲れるほど何かに没頭できていないから。
みんな頑張ってる。
歳上のサラリーマンも歳下の学生たちも、同い年の社会人2年目のみんなも。
眠気と戦いながら朝早く起きだして、時には涙を流しながらも歯をくいしばって戦ってる。
そんなみんなが私はとても好きだけれど、そんな彼らを見ていると、劣等感で胸がいっぱいになる。
「本当は毎日ギリギリだよ」って苦笑いしながらも毎日最前線で戦えているみんながとても遠い存在に思える。
本当に毎日大変なのが想像できるからこそ、そんな中頑張れている人たちの心の強さが眩しくて、、
私は夢を叶えた。ちょっと形態の変わったお仕事。ふだん他人と触れ合うことがめっきりなくなってしまった。
叶える前は、
とにかく世に出たい一心で。
このまま自分が死んでいくのが悔しくて。
自分の力を試してみたくて。
独りきりの孤独な時間さえも何か特別なものに思えた。
いつかみんなを自分を見返してやりたかった。
そして純粋に、その作業が楽しかった。
けれど現実世に出てしまえば、
自分で夢想していた未来は、所詮妄想に過ぎないことを思い知って。
「私には力は無い」んじゃないかと、他人だけでなく自分自身にも言われている毎日。
「力不足なのに運良く世に出てしまっただけじゃないか」と。
そして繰り返される独りきりの孤独な作業にも飽き飽きしてきてしまった。
迷惑だけは一丁前にかけてしまってばかりで。
なんて自分は弱いんだろうと、また自己嫌悪で身を削る。
苦しい苦しい苦しい。
たくさんの不安と悩みが頭の中をぐるぐるぐるぐる。
本当はもっとやりたいことがある。
一番怖くて悲しいのは、自分の中で確かに煌めいていたものがどんどん鈍くなっていってしまっていること。
こんな自分は嫌なのに、生ぬるい生活から抜け出せない。
一日中ほぼ独りきり。
アルバイトでやった接客は、けっこう楽しかったのに。
少しずつ生ぬるい牢獄の中で腐っていく自分と、退屈で虚しくてつまらなくてつまらなくてつまらなくて気が狂いそうな毎日。
腕を殴って鼻水垂らしながら泣き叫んで。
それでも足らない。
刺激が足りない。
けれどアザを作りすぎれば近しい人に心配をかけてしまう。
没頭ってなんだっけ。
何かに夢中になることってなんだっけ。
いいやはじめから夢を追うことすら嫌々だったんだっけ。
違う。夢を見つけたとき、確かに胸がわくわくしたのに。
このままだと誰かに何かよくないものに依存してしまいそう。
そうなったら私は見捨てられる?
嫌だ。つよくなりたい。強くならなきゃ。
けど怖い。ぜんぶぜんぶこわい。
どんどん悪くなっていく世界で生き続けなければならないのは怖い。
「こうしたら?」って誰かがせっかく出してくれる助言にすら、今の私には乗れそうもない。
ごめんなさい。私が私でごめんなさい。
最低限もこなせない私で本当にごめんなさい。
私は就職後すぐに退職して4年間ニートでした。周りの友達や親戚はみんな優秀で、毎日限界まで働いていたので、ずっと罪悪感や自己嫌悪でぐちゃぐちゃでした。
ですがここ最近はどんどん興味や意欲が芽生えてきて、それまでとは全く違う分野の資格を取ってやり甲斐を持って働いています。(元々はエンジニアですが今は児童カウンセラーです)
壁を打ち破れたのは完全に開き直ったからです。「私は生ぬるくて中途半端で社会のゴミ。才能もないし大した努力も出来ない。だからどうした。知るか。」という考え方にシフトして、家族に対しても「クズニートでごめんね〜」と開き直って思いっきり金銭面で頼りました。今まで良い子でいたんだから、そのくらい許してよ。という感じで、自分本位に生き始めました。そうすると自然に、心のモヤが消えて行きました。
もっと自分勝手になってください。あと、力や能力に執着しないでください。ストイックになろうとしないでください。それは呪いのようなものです。捨て去って。ケラケラ笑えていれば何でもいいんですよ。