大切な友人が遠くに言ってしまいます。
世間から見た私たちはセフレと言われてしまうような軽薄な間柄だったのかもしれない。
それでも私たちはお互いを大事な友人と思っています。
一晩中一緒にゲームをしてピザを食べた休日も、プリンを染み込ませて焼いたパンの美味しくなさに笑った夜も、閉園時間を知らないでドライブに行ってしまった紅葉も、プレゼントした服を喜んで着てくれた背中も、喧嘩も、笑顔も、涙も、今では全部大事な宝物です。
遠くて離れても、これからもまた会えるし、連絡もします。
ただ、私はもうすぐ友人ではない人と結婚します。
きっと今までみたいに、楽しいという感情だけをお互い持ち寄って気軽に会うことは出来なくなります。
次に会う時にはあなたも私も何か変わっているのだろうと。
今まであった全てが「現在」ではなく「思い出」という名前に変わるが怖いのです。
…もしかしたら、この感情はただのマリッジブルーと混同しているのかもしれません。
それでもいい。
あなたがそばにいないという事実だけで胸が押し潰されそうです。
そんな弱い私は自分のことばかりで、まだあなたの幸せを1番に考えられていません。
それでもあなたは私の幸せを願っていると言ってくれましたね。
だから次に会う時には、フラフラした私じゃなくて、ちゃんとした私であなたの幸せを祈るからね。
それまで待っててね。
ずっと、大好きよ、ずっと。