泣く人ってクセなのです。
「泣いてスッキリ」の快感を知っていたり、「泣いたら心配してもらえる」「泣いたら相手が折れてくれる」のをお得と感じたりする人は、心の動きと涙腺が同調するクセが、体に染み付いているのです。
虐待で泣いたら叩かれる、泣いたら損というような経験をした子は、逆に泣けなくなってしまいます。
実際泣くのはストレス軽減に繋がるし、泣くクセはなかなかとれないので、あなたが違うストレス発散方法を試しても、泣くのと同じくらい発散出来るかというとかなり疑問です。
なので個人的には、発散させるのではなく、初めからストレスを溜めなければいいと思います。つまり泣く原因を無くせば、泣く必要もなくなるということです。
ちょっときついことを言われたらすぐウルウルしてしまうというなら、言い返したり無視したり、記憶から消去したり、さっさと切り替えるようにする。
何でも我慢した結果爆発するなら、我慢しない。要望や気持ちを口に出す。周囲への迷惑度は、最終的に泣いてしまう今とあんまり変わらないはずです。むしろ泣いて何の話し合いも出来なくなるより、意見を言ってくれる方が解決も早いはず。
そんな風に根本的な考え方や価値観を作り替えて、ストレスを感じにくい心になってみたらどうでしょうか。
社会的には泣き虫は圧倒的に不利です。
職場でも泣いている間は仕事がすすまず、その分周りがその人の仕事をフォローしなければいけないので、かなり非効率だし、他人にとっては時間泥棒でもあります。
自分の感情と上手に付き合えたらいいんじゃないかなと思います。