誤解を恐れずにその問題の答えを言いますと、
「全ての生物に生きる意味など何もありません」
あくまで、生物学上の答えですし、小瓶主さんの存在意義を否定するものではありません。
人は賢くて暇な時間があると、自分の存在意義、自我同一性を大なり小なり探し求めます。特に青年期辺りでしょうかね。よく、若者は「自分探しの旅」とか行く人も居ますよね？人は「答えの出しようが無い問題に心惹かれる」と言う非常に厄介な習性を持っている。
その習性によって自分の興味ある分野を発見し、「俺は○○になる！」「私は○○になる！」と、将来的な目標へ昇華できると若い子は非常に頑張ります。理想的なケースでしょう。
でも、「死ぬまで意味や目的を探す」と言うスタイルでも良いのです。
小瓶主さんが就職すれば「仕事」が意味や目的になります。それが「趣味」でも何でも良いのです。
小瓶主さんが将来結婚し、子供が出来れば「家族を養って子を大切に育てる」と言う、人生の中でも重要な目的が出てきます。子を産み育てる事こそが、全ての動植物に与えられた究極の目的になります。自分の遺伝子を残す。種の保存、正確には個の保存です。
では、子供が出来ない人に生きる意味は無いのか？と言われると、最初の「全ての生物に生きる意味など何もありません」と言う前提に戻ります。
それに、子供が出来ても、精神的に本当の意味で大人になり切れずに子を虐待したり、ネグレクトをしたり、捨てたりする非常に愚かな大人も存在します。人間は種の保存だけが、必ずしも生きる意味や目的にはならないのです。残念ですけれど。
それと人の場合、遺伝子ではなく、情報や技術等を文化的に後世に残す行為も立派な意味や目的になります。情報によっては、実際に遺伝子にも影響を与えます。
例えば、ここのサイトが良い例です。
小瓶主さんが悩みを打ち明けたとします。それに対して閲覧者が答えたとします。
良い答えもあれば、悪い答えもあるでしょう。
共感してくれる答えもあれば、新たな知識を与えてくれる事もある。酷く感情的にさせる答えもあるでしょう。
その答えが、小瓶主さんにとって「意味がある」と思えば、その回答者の存在は「意味がある」事になります。
要約すると、意味や目的があっても無くても、意味や目的が新たに増えても減っても問題ないのです。価値観や考え方は、年齢や自分の状況によって変化します。そのつど、目の前に置かれた難題、課題を解決したり、解決できなくて放置してみたりする事こそが、人生なのだと思います。
こんな駄文を書いている私も、多分「生きている意味」を探しているのだと思います。その答えの一つが、「少しでも誰かの役に立ちたい」のだと思っているのかもしれません。長い割には中身の無い回答になってしまいました。申し訳ないです。
