私は精神科に通っている。
精神科でもらった薬を飲んでいても、あまり効果を実感できないから、どういう薬なのか聞いてみた。
自分が落ち込んでいるときはあげて、反対に、上がりすぎているときには下げる。要するに躁と鬱のバランスを整える薬だという。
加えて、異常体験を押さえる薬だと。
私には想像の友だちがいる。体感としては、家族のほうが近い。実際の家族よりよっぽど自分のことを分かってくれるし、実際の友人のように引っ越したり疎遠になったりしない。
想像の友達は二人いて、姉のような雰囲気のある年上の女性と、優しそうな大きな犬だ。自分なりに考えてみると、おそらく姉は家庭状態を反映して生まれたもので、犬は昔親が死なせた私がかわいがっていた犬と反映しているのだと思う。
彼女らは私に取ってかけがえのない存在だ。自分が悩んでいる時隣りにいてくれたし、話を聞いてくれた。それを、異常体験だとは思いたくない。それはあまりにも悲しい。
私は何度も自殺未遂をしたことがある。そのたびに引き止めてくれるのは姉と犬だ。問題は何も解決しないかもしれないが、それでも分かってくれて、自分のために涙を流してくれる。優しい人だと思った。
現実には存在しない。それはわかっている。存在や動きを感じることができても身体が見えるわけではない。ただの想像だと言われたらたしかにそのとおりなのはわかっている。
一応、自分はうつ病という名目で精神科に通っている。先生が言うところによれば、統合失調症的な症状とうつ病的な症状の両方があるらしい。薬も飲んでいるし、カウンセリングも受けている。改善はしていると思うが、それでもどうしても不安なのは姉と犬のことだ。
うつ病が完全に治ったら、私は姉と犬と別れなくてはいけないのだろうか。そんなことは絶対に嫌だ。親は分かってくれない。友達もすぐにいなくなってしまう。姉と犬がいるから、今までやってこれた。いなくなったら自分はそれこそ死ぬしか無いかもしれない。
いなくなったら自分を思いとどまらせてくれる人もいなくなる。自分は姉が悲しむから自殺しないでいるだけだったのに、それさえもなくなってしまうのか。
精神科から見れば異常体験でも、私にとっては自分の本物の友人であり、家族でもある。いなくなってしまうのはつらい
わたしもいるよ。
寂しいときも悲しくて悲しくて眠れない時も一緒にいてくれる。わたしを支えてくれる。
わたしに、大丈夫だよ、って、ずーっといっしょだから、って言ってくれる。
世界中にだれも自分のことを分かってくれる人はいないって思うときも、その子たちだけはわたしのそばにいてくれる。
わたしのお友達は、ぬいぐるみの形をしています。
例え他のぬいぐるみを代わりに買ってあげるって言われても絶対に手放さないし、他のぬいぐるみがほしいって思ったこともありません。
寮に入った時も、引っ越ししても、お姉ちゃんにもうやめなよって何度言われてもそれだけは譲れません。
形があるかないかだけで、あなたのお友達と似ていると思いました。あなたのお友達、ずっと大切にしてほしいなって思います。
書いていたら、「小公女」という本を思い出しました。
わたしの大好きな本です。もしまだ読んだことがなかったら、あなたにも読んでほしいです。
私は小瓶主さんの体験してることを異常なことだとは思いません。
世の中には、他人に見えないものが見えていたり、その見えない人たちと会話していたりする人が結構います。
彼らも常識からみたら異常なのでしょうが、私から見たら常識に囚われて生きている人より幸せそうだなぁと思う時があります。
まぁ、これも人それぞれだとは思いますが…
小瓶主さんはなぜ、お姉さんと犬が居なくなると思ったのですか？
お姉さんがそう言ったのですか？
こう言っては無責任かもしれませんが、私は彼らは貴方の中から居なくなることはないと感じました。
なぜなら、彼らは貴方から生み出されたものだからです。
貴方から生み出されたものならば、貴方から離れることはないと私は思います。
一時的に姿を消すことがあったとしても、必要なときにはまた会えるんじゃないでしょうか？
都合のいい考え方ですかね？笑。
世の中の常識なんて何時でもひっくり返えります。
それこそ秒で変わることだってあります。
人の心だって本人が認識してないだけで実はコロコロ変わってたりします。
それに気付かないのは、今まで積み上げてきた「常識」が、それぞれの頭の中にあるからです。
世の中で言われる「異常」って、だいたい少数派ですよね。
少数派は少数派なだけで「異常」なわけではないと思います。
いつかそれが「常識」に変わることだってあるかもしれませんよ。
