努力は必ず報われるわけではありません。
ただ、努力は必ず人を成長させます。
スポーツ選手の中で、オリンピックに出られる人はごく僅かです。
しかし、出られない人でも、日々の練習で鍛えられていることがたくさんあります。一流選手と何が違うのか比較する観察力、目標を達成する為の工夫、コーチや仲間とのコミュニケーション、自分の体のケアのやり方。
これらはオリンピックや国際大会を断念し、アスリートを辞めた後も、自分にとっての財産になります。
頑張らない人には、何の財産もありません。自信喪失や自己嫌悪が重くのしかかるだけです。
また、様々な財産がある人と違って、人生に多くの選択肢がありません。
自由でいたくて就職せず、ニートのまま30代後半になってしまった人が、こう言っていました。「このままなのがいけないのはわかるが、どうしたらいいかわからない」と。
頑張らない人は、人生がどんどん不自由になっていきます。その脱出方法でさえ、自分で見つけられないのです。
頑張らない人が増えれば、その分、頑張る人が報われやすくなります。
だから、頑張らない人に「頑張れ」と本気で言ってくれる人は実はとても少ない。
だいたいの人は「ありのままでいい」「無理しなくていい」なんて優しい言葉で安心させ、頑張らずに座り込んでいる人の後ろを、こっそり追い越していくだけなのです。
油断はいけません。
人生は自由であるに越した事はありません。
10年後のあなたが、自分の好きなように、自由に人生を謳歌していることを祈ります。
