失恋しました。今回の恋が初恋でした。相手はすごく優しい人でその優しさゆえに女子からも人気が高くてモテました

失恋しました。誰かに話して楽になりたかったけれど、勇気が出ずここに投稿することにしました。長くなります。すみません。
私は今高校2年なのですが、今回の恋が初恋でした。それまで私は男子とまともに話したこともなく、それを悪いと思ったこともありませんでした。相手はすごく優しい人で、その優しさゆえに女子からも人気が高くて、モテました。今思うと相手に彼女がいない方がおかしいくらいなのですが、多分周りが見えなくなってしまっていたのだと思います。
きっかけは彼(以後Aくんとします)からのメールでした。私はその日、普段と違った髪型をしていたのですが、そのことについて、「そっちの方が好き」などと書いてありました。それまでにAくんとは大した関わりもなかったので、本当にびっくりしました。なぜそんなことを言ってくるのかわからないまま、その日のメールは終わりました。その時期は、学園祭が終わった直後でした。同じ学校に通う姉に相談すると、私たちの学校には学園祭後にカップルを作ろうとする人が大勢いるから、その流れにのったんじゃないか、などと言われ、恋愛初心者で男子になれていなかった私は、それを真実だと思い込んでしまいました。それが全ての始まりでした。
それから、Aくんからは1か月おきに4回ほどメールが来ました。内容は、私が雨に濡れて帰ったのを気遣うものや、休み時間中私がしていたことをからかうものなどでした。私はAくんからのメールを楽しみにするようになりました。メールは毎回3時間以上かけて続きました。ただ、Aくんからのメールはその4回以外にはありませんでした。回数にすると少ないように思えましたが、内容は今も鮮明に覚えています。その中に、私が本格的にAくんを意識するようになった内容のものがあります。最初は、提出する課題についての話を振られたのですが、その後Aくんの部活、私の部活の話になりました。私が以前バドミントンをしていたことを話すと、今度一緒にしようと言われて、もうその時点でドキドキしていたのですが、「誰か一緒に誘おうか？2人だったら、デートじゃん」とか言われて、私の勘違いは更に加速しました。(笑) 友達なら普通のことが、私には通用しなかったみたいです。
年が明けて、私はバレンタインにAくんにチョコを渡すことを考えていました。その頃になると、Aくんに彼女がいるのか気になって仕方なくて、Aくんのことをチラチラ観察していました。その時目についた女子が一人いました(Bさんとします)。前々からAくんと仲がいいとは思っていましたが、この頃特にそう思いました。もちろんBさんはAくんの彼女だったわけですが、この時付き合っていたかはわかりません。BさんのAくんへのアピールがよく目についたのは、私が意識していたせいもあると思いますが、私のAくんへの思いがわかりやすすぎて、Bさんが警戒したのかなと今は思います。
Aくんは生徒会に所属していました。バレンタインより前のある日、私が生徒会室の近くを歩いていたところ、背後からAくんが私を呼ぶ声がしました。Aくんは、私が体調が悪かったことに気づいていたらしく、今日体調悪かった？と尋ねてくれました。そしてそのあと、私を生徒会室に入れてくれました。しばらくの間、生徒会の人たちと話しました。そこでの時間は本当に楽しくて、今も忘れられないです。
そうして、バレンタインの日が来ました。男子にあげたことも当然ない私は、どういうテンションでいたらいいかわかりませんでした。Aくんの前に立つといつも挙動不審になってしまうのですが、その日は特にそうだったと思います。結果的には、あげることができました。自分で自分に驚きました。Aくんは嬉しそうにはしてくれていたと思います。その日の放課後、また生徒会室に入ることができました。Aくんは先輩にもらったというチョコをあげるからおいで、と言ってくれました。また入ってもいいんだ、と嬉しくなりました。その日は本当に幸せでした。
それから数週間経ち、卒業式が近づいてきました。予行の前日、私は意図的に生徒会室の側を通りかかりました。Aくんは「最近よくここで会うね」と話しかけてくれました。再び私は生徒会室へ入り、Aくん含む生徒会の人と遊びました。知らない人ばかりで緊張したけれど、とても楽しかったです。なんだか日記みたいになってきてしまいました…(笑)
ここまで私は、自惚れもいいところですが、Aくんと私は同じ思いだと思い込んでいました。心のどこかでは薄々、Bさんと付き合ってるんだろうかと思ってはいたのですが、友達から「Bさんは他校の人と付き合ってると本人が言っていた」と2人くらいから聞いていたので、もしかしたら…なんて考えてしまったのです。
次の日、私はBさんから恋の話を振られました。好きな人を聞かれて、思わず濁しました。そして私も、Bさんに聞き返しました。すると、はっきりとこう答えました。「Aくんが好き」私は何を思ったのか、「付き合ってるの？」と尋ねました。Bさんは躊躇う様子もなく、「付き合ってるよ」と答えました。その時、私は全て理解しました。Bさんは、私がAくんを好きなのを知ってて、この話を振ったんだと。
すると、私は少しずつ現実に戻っていきました。そうか、Aくんが私に優しくしてくれたり、笑いかけてくれたりしたのは、友達だからなんだ、と。
私はBさんに、「実は私も好きだった」と言いました。どうして言ってしまったのか、今でもよくわかりません。あの日から今まで、AくんとBさんが楽しそうに話している、そんな光景ばかりが頭の中を占拠しています。頭では、2人が付き合っていると分かっているのに、まだ信じられずにいるんです。それどころか、Bさんは本当は嘘をついているんだとか、2人で私をからかったんだとか、そんなことばかり考えてしまいます。こんな自分が信じられません。嫌で仕方ありません。
でも、私は自分の気持ちをAくんに伝えられなかったことを心残りに思っています。もしかしたらBさんから聞いているかもしれませんが、Aくんの口から直接振られたいと思いました。今はそのことで、迷っています。
とても長い文をここまで読んでくださってありがとうございました。