馬鹿な僕には頭の良い彼女がいる。
2026年8月。この手紙を書いたのは夏休み真っ只中。普通なら、勉強をしたり運動をしたり、新しいことに挑戦したりして、自分を成長させる時間なのかもしれない。でも僕には、勉強が得意なわけでも、運動ができるわけでも、何か特別に得意なことがあるわけでもない。
ただベッドの上で一日が終わっていく。
そして気づけば、大切な時間を自分で溶かしている。
もちろん、「このままじゃダメだ」とは思っている。
将来のことだって考えてる。いつか彼女と一緒に生きていくなら、僕だってちゃんと自分の力で生活できるようにならなきゃいけない。彼女を支えられるくらいの人間にならなきゃいけない。
でもそれを考えるだけで疲れてしまう。
「勉強しなきゃ」
「何か得意なことを見つけなきゃ」
「将来のために頑張らなきゃ」
そう思えば思うほど、体が動かなくなる。
やらなきゃいけないことは分かっているのにできない。こんな事言ってもただの言い訳にしかならないのに。
彼女のことを愛している。それだけは本当だと思う。でも、彼女を愛しているなら、もっと頑張れるんじゃないのか。彼女との未来を大切にしたいなら、こんなふうに毎日を無駄にしている場合じゃないのでは?
そう考えているうちに、ふと「じゃあ、僕は本当は彼女のことを愛していないんじゃないか」とまで思ってしまう。
そんなことを考える自分が嫌になる。
結局、僕は何をやっても中途半端で、何もできなくて、口では大切だと言いながら行動できない、ダメな人間なんじゃないか。
そんな事を考えて、また自分が嫌いになる。
死んだほうが楽なのかな、なんて考えてしまうこともある。
でも、もし僕が死んだら彼女は悲しむ。そう考えると、死ぬことすらできない。
じゃあ僕は、どうすればいいんだろう。
できることなら、将来への道が最初から開いていてほしい。
ここを歩けばいい。
そうすれば大丈夫だ。
そんなふうに、答えが最初から用意されていたらどれだけ楽なんだろう。
でも現実はそうじゃない。
自分で道を切り開かなきゃいけない。
自分で考えて、動いて、失敗して、それでも進まなきゃいけない。
そんなことが、僕に本当にできるのか。
世の中はそんなに甘くない。
分かってる。
分かっているからこそ、余計に疲れる。
何かを始めなきゃいけないのに、始める前から疲れている。
変わらなきゃいけないのに、変わるための力を無駄に使って残っていない。
彼女を大切にしたい。
ちゃんとした人間になりたい。
将来、彼女を支えられる人になりたい。
そう思っているのに、今日の僕はまたベッドの上にいる。
そんな自分を見て、また嫌になる。
でも、本当はどうしたいのか、自分でも分からない。
ただ、疲れた。
この先どうすればいいのか分からない。
僕はどうすればいいんだろう。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
すごくやさしい言葉をかけてあげてほしいです