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短編小説「あの子と最期」

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親友が自殺した
一緒に遊んだ次の日のことだった
その日私達はカラオケで
お互いの好きな曲を交換したりして
心から楽しいと言える一日だった
それはあの子もそうだったはずなのに

夏休み中だったので
明日も一緒に遊ぼうと言って
十二時に近所のイオンで会おうと決めた
次の日の八時頃には
あの子の親から知らされたけど
私はちゃんと約束を守った
やっぱりあの子は来なかった

私の最期にあの子がいないことが
どうしても受け入れられないけど
あの子の最期に私がいたことが
あの子にとって幸せなことだったといいな

……いや
やっぱ寂しいな

234284通目の宛名のないメール
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nanaha.
(小瓶主)

アユムさんへ
お返事ありがとうございます。

確かにそうですね。
親友にとっては、心から楽しかったと言える一日だったとは言い難いと思います。

ただ、個人的にはこの表現にした理由があるんです。
主人公も、親友が次の日に死んだということは、心から楽しめていない可能性が高かったことはわかっていて。
でも、あんなに楽しかったんだから、親友もそう思っていて、死ぬ理由なんてなかったはずだ。
ではなんで死んでしまったのか。
と、親友が死んだことを受け入れられず、自問自答を繰り返していたのではないかなと思っています。
なのでこの表現は、「実際親友がどう思っていたか」ではなく「主人公が持つ願望」である、という風に考えながら書きました。

でも、第三者がこの文章を読んだとき、この部分に違和感を覚えるということは新たな発見でした。
今後はそこも意識しながら書いてみようと思います。
アドバイスありがとうございました。

アユム

う〜ん……
「それはあの子もそうだったはずなのに」の
部分は変えるべきかな〜

親友の心情としては
次の日に死ぬことを
決めていた可能性があるし。

そうなると、親友としては
楽しさと寂しさが入り混じった
なんともいえない感情だったのかな……と。

主人公が、その親友のその心情に
思いめぐらせる内容にすると
より深いものになると思うよ。

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