僕にこの人は救えない
そんな思いから始まった関係は
それでも大切な願いとして残っている
僕は、人を救うことに向いていない
人を救うにはあまりにも無責任だ
無責任に...見えるらしい
それからどうしてか
僕が救いたい人はみんな
優しすぎた
僕は、救いたいと。
誰かを、支えられる人になりたいと。
どうにも無駄で
どうにも無謀で
どうしようもなく、憧れて
それでまた、僕の為にと
優しい(救いたかった)人は
僕の為にと離れていく
どれだけ僕が望んでも
どれだけ僕が願っても
応急処置で逃げてくその人は
怖がりで、優しくて、悲しい顔をして
僕は所詮、僕でしかない
信じられることはなく
信じてもらえる訳もなく
僕の見た目は、化け物かもしれない
もしくはよっぽど、
情に薄く見られるらしい。
おそらく後者で、それはもう
変えられないらしい生まれ持った気質だった
寂しいと、悲鳴をあげた
なんで、と。
ただ、仲良くなりたかっただけなのに
ただ、隣にいたかっただけなのに
ああやっぱり、僕は
醜く、非情な
化け物に見えるのかもしれない
距離を置いた
愛想を覚えた
上辺だけの関係ができた
寂しかった
距離を縮めた
優しさを配った
最後にはみんな逃げていった
寂しくて仕方なかった
ちょうど良い距離を探った
その人の望む態度でいた
怪しいと疑わられた
心の軋む音がした
最後に、
自分を曝け出すことにした
隠すことなく、否定せずに
……依存しそうだと、離れていった
優しさが怖いと、途方もなく
どうしようもない理由で。
際限なくやさしいから
依存しそうだと
ごめんねと言いつつ、
恐怖の顔を向けられた
脳裏にこべりついたみたいに、離れない。
彼女の恐怖の対象は、その瞳に写っていた僕だった。
ああ、何が悪かったのか
...なんて、
全てが悪かったのだ
優しさを持ったのがいけなかった
隣人を尊んだのがいけなかった
だれも、ぼくをみてくれない
幼い僕が、そう呟いたのは
随分と昔の話なのに、
耳元で聞こえた気がした
どうせなら
地下の禍々しい懺悔室にこもって、僕はあらん限りのことを悔い続けようか
生まれてきたことが罪なのです、と
僕が幸せに生きるには僕の性格は不都合だったのです、と
僕が人に優しくしたのは僕自身のためでしかなかったのです、と
何もかもが悪かった
何もかもがダメだった
何も僕はしなかったから
努力をもっとすれば良かったですか
笑顔を上手く浮かべられなかったのでしょうか
清く正しく生きればよかったのでしょうか
醜く生きれば醜いと揶揄され
一生懸命に頑張って、周りにも優しさを向けていれば薄情そうだと顔を顰められ
一歩離れて見守りたまに手を差し伸べれば何もせずに突っ立っているだけがと罵倒され
何をすれば良かったのかなんて、
尋ねたところで誰も答えられないのでしょう?
何をすれば良かったのかなんて、
愛をもってすれば乗り越えられますと答えた神からすれば、僕には愛が足りないのでしょう。
懺悔が終われば、死ぬのもいいね
反省して悔い改め、新しい人生を歩みなさい。
なんて、残酷なことは言わないでください
神を信仰なんてしていないけど
博愛の化身になんてならないけど
それでも僕は、生きてしまう
1度だけでいいからと
チャンスを願って
自分への愛を欲してしまう
酷く醜い僕には
お似合いの結末が待っていて
それでも希望を求める僕は
ああやっぱり、死ねばいいのに
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください