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入社1年半で異動になった話。一切笑えなかった。

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入社1年半で異動になった話。
一切笑えなかった。
私は発達障害持ちで障害者枠で働いている者だが、あまりにも深刻な問題であるため、ここで語らせてもらう。

異動になった経緯は4つ。

1,トイレ掃除の頻度が低かった
2,バックヤードのシンクの掃除の頻度も低かった
3,お客様に対して一次対応をする時に固まっていた
4,お客様から私のワキガの臭いが気になるというクレームが入った

どれも全く予測できないものばかりで、私の努力と意識だけでは防ぎようのないものだった。
この4つについて、できるだけ具体的にまとめていきたいと思う。

1について
1で異動になった理由は、簡単に言うと「社員達は毎日トイレ掃除してほしいと思っていたのに、私がそれを自分が使ったタイミングでしか掃除していなかった事が不満だった」というものだ。
これに関しては、トイレはお客様も使うし、水回り系の場所はこまめに掃除しなくてはいけない。
それを知らなかった私にも非がある。
しかし、ハッキリと「毎日掃除してほしい」と言わなかった社員達の行動に私は疑問を抱いている。
入社したての頃は「2・3時間に1回マメに掃除するように」と、1番最初の上司Aに指示されていたので、その通りにそうした。
しかし、これを2・3ヶ月ほど続けていたら、Aに「人がトイレを使った後、すぐにトイレ掃除するのは失礼だ」という旨の注意を受け、トイレ掃除がしづらくなった。
私もその注意を真摯に受け止め、社員達やお客様が使用した後は15分置いてから掃除する等、自分なりに創意工夫をしていた。
しかし、再度Aに同じ注意をされて「???」となった。
何かおかしいと思ったので、詳しく聞いてみたところ、Aの方針によると「30分置いてから掃除するのが正解」だった事が発覚した。
これは意味が分からなかったし、30分は長過ぎると思ったのだ。
この事を両親に伝えたところ、2人も「30分は長過ぎる。10分置きくらいでいいのに」と言ってくれた。
やはり私の工夫は間違いではなかった。
しかし、職場では上司の方針が全てなので、私は「デリカシーのない人」という烙印を押されてしまった。
このような事があったため、Aが異動していなくなり新しい上司に変わっても、私はずっとAの方針を忠実に守り続けてトイレ掃除をしていたのだ。
なぜそうまでしてAの方針を守っていたかというと、A含む上司がみんなAと同じ方針なのかも知れないと警戒していたからだ。
他にも真面目に仕事をしていたのに、「人がトイレを使った後すぐに掃除するのは、貴方がネットでいじめられた時の精神的苦痛と同じだからやめるように」とかいうよく分からない理由で注意されて、やる気がなくなったというのもある。
2度とこんな思いはしたくなかったので、それ以降はトイレ掃除の頻度を減らし、自分が使用した時のみ掃除するようになったのだ。
しかし、これが私の仕事のパフォーマンスが低下する原因に繋がり、トイレが汚れている状態が続いた。
結果、見兼ねた社員達が私の代わりにトイレ掃除していたという事が、本社との面談で明らかになった。
私は発達障害の特性「臨機応変の無さと想像力の無さ」のために、それに気づくのに時間がかかり、気づいた時はもう遅かった。
今なら分かるのだが、社員達はあえてハッキリと言葉で注意はせず、自分達が代わりに掃除するという行動を示す事で、「静かな警告」を出していたのだ。
しかし、私は「実際に言われた言葉だけ」をそのまま受け取る事しかできないくらいに臨機応変さと想像力がなかったため、社員達の静かな警告に気づかなかった。
「言葉をそのまま受け取ってしまうため、臨機応変さと想像力が働かない」というのは、言い換えると「言われていない・聞いていない事」は疑問に思わないため、遠回しに注意されても理解できないし、「質問しよう」という発想すら生まれないのだ。
この事を両親に伝えたら、こう返ってきた。

「社員達は発達障害持ちの私ちゃんをどう扱っていいか分からなかった」
「直接注意するのが面倒で遠回しに伝えていた」
「自分達はメインの接客の仕事に集中したいのに、掃除担当の私ちゃんの指導までしていられない」

…というものだった。
両親は一方的に社員達を庇わないで、社員達の「ハッキリと注意しない」という行動は良くないと言ってくれた。
社員達も一応私に注意はしていたが、「毎日」とは言っていなかった。
どんな注意だったかというと、私をトイレの部屋に呼び出して「ここが汚れているので掃除してほしい」といったものだ。
これだと「たまたま汚れていたところを、一時的に掃除してほしいのか」と思ってしまうし、これに「毎日掃除してほしい」というニュアンスか隠れていたなんて想像できるわけがない。
お互いのコミュニケーション不足や、私の「言われなければ分からない」という特性が引き金となり、最後は異動という形になってしまった。

2について
これも1と似たような感じだ。
トイレ掃除と同様、社員達は「シンクも毎日掃除してほしいと思っていたのに、ハッキリとそう言われなかったからという理由で私が週に1回しか掃除していなかったのが不満だった」というものだ。
これも、ハッキリと「毎日掃除してほしい」とは言われていなかったので、「毎日じゃなくてもいいのか」と思ったのだ。
結果、見兼ねた社員達が私の代わりにシンクの掃除をしていたという事も、本社との面談で発覚した。
社員達もシンク掃除に関する注意はしていたが、やはりその時にも「毎日」とは言われていなかった。
どんな注意だったかというと、綺麗になったシンクの写真を私に見せて、「こんな感じで綺麗に掃除してほしい」というもの。
ここでも「毎日」と言われていないので、私は「毎日じゃなくてもいいから、もっと綺麗に洗えばいいのか」と思うし、隠れたニュアンスには気づけない。

3について
私はお客様に声をかけられたら、自分なりに頑張って対応していたつもりだった。
しかし、即答できなかった事や、Aに「対応してはダメだ」と注意されていた事がきっかけで、私は固まっていた。
というか、固まらざるを得なかった。
入社したての頃の私は噛みながらもすぐに言葉で対応していたし、態度も今よりは明るかった。
しかし、ここでも既にいないAの方針を忠実に守り過ぎて、1番できなくてはならない一次対応ができなくなっていた。
これを、事業所の人達や本社の人に伝えると、「それはAが間違っている」と言ってくれた。
一次対応は私の役目でもあるのに、「それをするな」というのは意味が分からないし、理にかなっていない。

4について
私は生まれつき重度のワキガだと自覚しているので、ニオイ対策やケアは充分だと思っていた。
しかし、暑い時期に私の体臭が気になるというお客様からのクレームが入っていたという事が、本社との面談で分かった。
これは本当にショックだったし、「クレームが入って異動になるって事は私は重度なのか?軽度じゃなかったのか?」と絶望させられる。
こんなんだから、今は1度着た服はすぐ漂白して洗濯して、脇にはリフレアを塗っているが、長い目で見るとこんな大変過ぎる生活は絶対続かない。
こういったケアは衛生的ではあるが一時的な「防御」でしかなく、金銭的にも悪い。
漂白剤代がえぐいし、服も洗い過ぎて傷んでしまうからだ。
だから、私は当事者意識を持ち、ワキガの手術をしてくれる病院を探さなくてはならない。
最初は漂白&洗濯&リフレアだけでいいやと思っていたが、母の忠告を聞いて、これはマジでヤバいと思っている。
病院探しは母に任せっきりにしていたが、それだと見つけるのに時間がかかるし、他力本願でいるともっと時間を無駄にする。
他人は都合良くテキパキ動いてはくれないし、「何で自分が」と思っているところがあるので動きが鈍い。
そういう意味で時間を無駄にするのだ。
私も私で当事者意識は持っていた。
それは「ネットでワキガ対策に役立つ薬を検索しまくってそれを買う」、「綿100%の半袖シャツを買いまくる」というものだった。
しかし、これは根本的な解決はなっていないし、そもそもズレている。
ぼったくられるのは怖いし、金銭的にもリスクが高過ぎるので、うかつには動けないが、だからといって薬や漂白剤だけで済ませるわけにもいかない。

以上が、私が異動になってしまった理由だ。
人によっては私を責める人もいるだろうし、どっちもどっちだと冷静に捉える人もいると思う。

私はまだ異動していないので、今は最初の職場で働いている。
が、社員達には完全に見限られている。
仕事は全く振られないし、話しかけてものらりくらり応じられ、「何かできる事はありますか」と聞いても「大丈夫ですよ、ありません」としか返ってこない。
あり得ないくらいに暇過ぎるのだ。
入社したての頃はさすがにこんなんじゃなかったし、これはもうあれだ、「何も言われなくなったら終わり」というやつだ。
ようやく気づいた、「言われるうちが華」というのが本当だったという事に。

私は本当に「終わっている人間」になってしまったのだ。

小言を言われるのは嫌だが、何も言われないという状況はさらにキツい。

今の私にできる事はこの経験を教訓にして、異動先で粘る事だけだ。
本社の人は「次の職場の方が貴方にとって働きやすいと思う」と言っていたが、とても信じられない。
聞いた話によると、異動先の上司が1度私と同じ障害者を雇った実績があるため、そこで働いた方がいいといったものだ。
「異動になるのは私さんにとってプラスの事だから、悲観的に捉えないでほしい」とも言われたが、この状況で安心できるわけがない。

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