津波で家が流された時の話。飼っていた猫を置いていってしまったことを私は後悔していた。
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探したけど猫は見つからなかった。
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ひょっとしたらもう死んでるんだろう…なんであのとき連れて逃げなかったんや、俺…
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盆休みになったら供養してあげよう。死んでるかどうかは知らないが生きている可能性は限りなく低い。
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感謝と懺悔の手紙を書いた。今までありがとう。そしてごめん、という意味を込めて。ついでに缶詰めと花も買った。
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元々家があった場所に行って供えた。一分間の黙祷を捧げた。
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半泣きになりながら現在住んでいる家へ戻った。その日は色々なことを思い出して寝れなかった…
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翌日
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近所の人が例の感謝と懺悔の手紙とお供えものを発見して持ってきたらしい…親父に知られる。（空気読めゴラア。なに持ってきとんねんゴラア。猫のために供えたんじゃゴラア）
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私が書いて供えたものだとはバレなかった。そういえば泣きながら手紙を書いたから、字が汚いままだったんだっけ…名前も書かなかった。
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「私が書きました」とは言えない。←今ココ！！
なにせその近所の人も親父も融通の聞かないわからず屋なので。
今後も言うつもりはない…
来年のお盆にも行こうかなあ…
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ななしさん
読みながら切なくなってたのに…「近所の人が」の辺りから「む？」となり、わからず屋オヤジ達に「ムムム！？」ときてしまいました。空気読めやゴラァ!!ですね。まったく！
猫ちゃんには小瓶主様の思いが絶対届いてると思います。
ななしさん
動物も家族の一員だからショックですよね…。
ペット霊園でお墓作ってあげたらどうかな。
家に写真飾って仏壇つくるとか。
近所の人も誰がやったのかとか事情が分からなくて不安になっちゃうし
お供え物の片づけはだれがやるのとか思っちゃうからさ…。
ななしさん
優しいです。飼ってた猫はあなたに飼ってもらえて
嬉しいと思います
ななしさん
良い飼い主さんに出会えて、幸せだったと思いますよ。
ななしさん
意外にいるんですよね想像力の欠如した奴は。
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