朝、ドキドキしていた。
不安だった。
その人がいないんじゃないなって。
お休みかな?
在宅かな?
体調不良じゃないと良いな。
そう思ってぐるぐるしていた。
諦め半分、フロアに着く。
いつもの姿がない。
駄目かと思う。
仕方ないよね、って。
でも、席にいないだけで、出社されてることを知った。
そしたら、パーッと視界が開けるみたいに、幸せになる。
あぁ、この人の存在は、私にとって太陽なんだって気づく。
勤務が開始して、その人がフロアにやって来た。
その瞬間、本当に胸がドキドキして、心がいっぱいになる。
あぁ、本当に好きで堪らないんだって、再確認する。
誰かが言った。
推しは出逢うと分かる。
推しと出逢うと、世界が輝くと。
そういう意味では、その人は間違いなく、私の推しなのかもしれない。
でも違うことは、その人は画面の向こうの人じゃない。
私を振り向いてくれないのは、アイドルやアーティストと変わらない。でも、私は貪欲にも、その人に近づくことが諦められない。
その人のために何かしたい。その人のそばにいたい。その人に話したい、その人と一緒にいたい。
そんな私を愚かだと思う。
その人は優しい。
でもその人の優しさは私に向いていない。
全ての後輩に、その人は優しい。
私は、後輩の一人でしかない。
でも、私を見て欲しい、私を特別に思って欲しい、そんな愚かな願いを捨てられない。
どうか気持ちが、少しづつでも落ち着きますように。
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