営業は土日祝日休みだし、土日は普通は学生がコンビニバイトするから、休み…なんだけど、日曜日どの子か休みなので、コンビニは出る。
おなかすいてねー。今日早朝シフトだったんだけど、少し早めに行って食べ物買って、奥の部屋で食べた、がつがつと。
切実にお金がないと、食欲失せる。仕事するのに、最初のうち、不安いっぱい、緊張もあって、あまり食欲わかないし、消えるものにお金使うのが嫌だった。
生活保護というものがあった。私は申請できない。条件に満たさないことになっている。
人にはそれぞれ事情がある。生活保護を受けられるなら、受けていい。堂々と。でも生活保護だけで生きるって、難しいんじゃないかな…。働いてプラスにしようとしても、その分生活保護から引かれる。ごまかしは不正受給となって、もっと困ることになる。
都会と田舎の生活保護費違うし、子供の有無でも違うけど、たとえば私の住んでいるところだと、私(独身)で7万ちょっと。住宅の扶助があっても、今の家賃より少ないから、それ引いたら5万ぐらい。あまりにもギリギリ。
(ネット検索して、全国の生活保護費を自動計算するのがあった)
食費、光熱費、通信費、その他生活費。5万で…きつい…。
住むところは変わりたくない。ここに事情があるのはあるけど、生活保護の人にも対応する賃貸です。
この国は生きるのが無償じゃないと書いたけど、生活保護はある。
なんの本だったか忘れたけど、仕事を失い、生活保護受けながら、治験数回でお金を得る。
それがばれたらどうしようとその人は、ものすごく怯える。
自分のためじゃなく、家族のために。
その後忘れたけど、切なかった。そのぐらい許してあげていいんじゃないのってその時も思った。
今の私はもっと、その切実さがわかる。生活保護でも生活は厳しい。支払いのために、少しでもお金が得たい。そのためなら、治験でもし体を壊したっていい。
私もそんな気持ちだった。決まりだからって許されないことなんだろうか?
ふと、オーナーに聞かれたことを思い出した。最初のほう。コンビニの仕事で、何が一番好きか。
その頃、厨房の揚げ物なんて教えてもらってない。一番くじもわかってない。
それで、レジでお客さんと対応するのが好きです、って言った。
単なる、その時点の気持ちで言ったのにー。
人には向き不向きがある。別の小瓶に書いた厨房にほとんどいる人は、作るのが好きと言ったんだろう。私も嫌いじゃないし、他のことがわかっていれば、別の答えを言ったかも。厨房って、お客さんから見えないようにできている。
近くだから、近所で顔知っている人が店に来る。
あの人、ここで働いてるんだ、そうわかる。
田舎だからね、知られるのが嫌な人もいるのよ。
でも今でもレジのが好きかなあ。シフト組むのでも、厨房が好きだという2人じゃ困る。1人は厨房、1人はレジ、そう考えたんじゃないかな。
私にしつこく、レジがレジがって、私がレジ専門でもあるかのようじゃないかーって思ったんだけど、オーナーの中では、その位置づけなんだな。ずっと。
いやー正直言うと、一番くじって陳列するよね。あの陳列ってマニュアルあって、その通りにディスプレイしないといけない。そういうのも、実は好きなのよ。一番くじがわかりません、って言ったから、私にさせてくれない…。
オーナーの、その人がこれがしたいという希望に合わせるって、よく考えるとなかなか難しい。求人応募してきた人が全員、厨房希望だったら困るじゃん。
レジって電子マネーやクレカ払いもあるけど、現金もあるじゃん。
1円でも違えば、何かの疑いは持たれる。私はお客さんと接する、つまり接客が好きってことなんだけど、オーナーはレジが好きと解釈したらしい。
最初の頃だけじゃなく、前から、コンビニって募金箱あるよね。お客さんがお釣りの小銭を入れることが多い。小銭どころか、千円札入れることもあって。
そこに募金するなら、私に恵んでくれたらーってね(笑)
私がお金に困ったのは、これが初めてじゃない。スポットバイトって、体酷使するのばかりなのに、それを連日とか、掛け持ちまでした。日払いで助かるけど、常にある仕事ではないし、体がもたない。
たまたまその時に、登録しているスポットバイトのところに、ちょうどいい求人がなかったから、という理由で他のところで応募して今に至る。
コピー機配送のお手伝い、というのに、私が応募しても断られるのよ。だって、力仕事だとわかりきっていて、私にそんな力ないんだから。
重いものを運ぶ、引っ越しの手伝いなどは時給はいいけど、ものすごく腰にくるらしい。常に求人があるから、男性で力ある人は短期間なら頑張ってもいい。
腰をやられると、ずっと先までついて回るので、やられる前には他の仕事にかわったほうがいい。
コンビニも足に来る。オーナーが最初言ったのは、体力的に大変かもしれないって。立ち仕事だから、ではない。レジは立ち仕事で、それだけでも足に来る。
朝の準備なんて、立ったり座ったり、中腰になったり。その時はあまりしんどいと思わないけど、午後の営業で、挨拶で立ち上がる時に足が重いー。
私はかつて、お金を使うのが好きだった。誰でもそうだと思うけど。
貯金の大事さや、今なら投資もあるけど、私は先が見えなかった。
貯金って、未来の自分のためにする。未来が見えないのに、貯金って発想できなかった。
そうして未来の今の私は、お金がない。
オーナーが面倒なことを言い始め、私もオーナーを観察するようになって気づいていることがある。今のコンビニを含め、オーナーの持つ3店、あまり経営状態はよくない。ハッキリ言うと悪いほうなんだと。3店持っているのは、そのほうがフランチャイズ上、得する点があるからだけど、それぞれ、田舎。
繁華街だと土地代がかかる代わりに、夜通しお客さんは入るし、圧倒的に人通りが多くて客の数が桁が違う。田舎で、他に買うところない、通りがかってトイレ借りるついでに飲食物買うお客の数と比べたらね。
フランチャイズって、この店だけっていうのができない。フランチャイズ側が決めたキャンペーンは、すべての系列店、繁華街もする。違いは競争する別のコンビニがあるかないか。オーナーはないところを狙って店を持った。
キャンペーンはどのコンビニもする。一つのフランチャイズがそれで大当たりしたら(いわゆるバズったら)、他のフランチャイズもすぐに、真似と言われないように、似たようなキャンペーンするものだ。
お店がつぶれては困るのよ。私のためにも、他のバイトさんのためにも。車のない高齢者のためにも。
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