81727221.段々とアスファルトも焦げ付くような夏の暑さが遠ざかり、気が付けば金木犀の重い匂いが夜風に溶け込んで、私の家のベランダに届くのかなぁ、そんな心持ちです。この頃は良く、フローリングでゲジゲジが死んでいます。
妙に目が冴えて、飲酒しても眠れない不可思議な夜もごく稀にあり、そんな時はヒトカラでもして朝方に帰って来てから、泥のように眠ったりします。
先日もそんな感じだったのですが、賑やかに走り回っている、センスのない単車乗りを横目に夜の通りを歩いて、23:00頃に受付を済ませて、翌3:00ぐらいまで軽く飲みながら、ダラダラ歌っていました。one more time one more chance? いつでも探してるんだよなぁ……。
ほろ酔い気分でぼちぼち帰ろうかなぁと思っていると、不意にドアが開いて、ん!¿ と思うと見知らぬ女の人の顔が見えました。
お互い、え、お前誰?みたいな感じになって、同じようにあ、部屋間違ってんなとなり、すみません〜と出て行ったのですが、一服しようと廊下に出てみると、なんかフラフラしながらまだ辺りを歩いているのが見えて、あんまり顔には出ていなかったのですが、ああ……酔っ払いか、と納得しました。
吸い終わって廊下を歩いていると、まだフラフラしているのが見えて、あまり顔には出てなかったんですが、又私の部屋に入って行くのが見えたので追いかけました。
部屋に入ると既にソファに腰を下ろしていて、こちらも酔いかけているので、いや部屋間違ってるって言ったやん、みたいにツッコミをいれるような感じで声をかけていて、本当に初対面か?実は知り合いだったりするのか?とマジマジ顔を見てみましたが、どう考えても知らない人です。
あ、すみませぇーんと言って部屋から出て行って、丁度ドリンクバーでお茶汲んで来ようと思っていたこともあり、私も部屋から出ると、さらにヘニャヘニャになっている後ろ姿が見え、男子トイレに入ろうとしているのが見えたので、流石にちょっと待てゐ!と肩を掴んで、
友達と来たんすか?とか、どのあたりの部屋?とか聞きながら、何となく階が間違っていることが分かり、連れてってあげるから立ちなーと促すのですが、ちょっと支えておかないとおっかないなぁ、とそのまま肩を貸して運んで行きました。
自称酔っ払い介抱のプロとして断言しますが、殆どの場合、誰かが助けに入ると更にふにゃふにゃになるものなんです。エレベーターに乗った辺りでこちらが完全に支えているような体重のかけ方をされ、殆ど抱きかかえているような状態になり、自分は何をやってるんだ?きっと同い年くらいなんじゃろうけど、俺別に友達じゃねえよ?とか頭がグルグルして来ます。
うわぁ、何かこの状況気まずいなぁ、店員さんに任せとけば良かったなぁ、ほんまに酔っ払いなんか? 変なもんキメてねえよな?と思いながら上の階に連れて行くと、丁度連れの人が廊下にいて、え、お前誰?みたいな感じになる。
そりゃ、驚きますよね、いや何か下の階で迷子になっとったよー手短に話すと、私が職質フェイスなこともあるのか、まじですみません、と平謝りされたので、良いよ良いよ、と適当に茶化して、一服してから帰りました。学生時代を思い返して、何だか懐かしくもありました。
イかれてると思うね、ホンマ。
strange world.
マジでTell me, where else can I turn?って叫びたいくらいですわよ¿
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