「あいつは究極のお人好しだったんですよ。」
幻灯はいつの間にか消えてなくなり、二人の間には代わりに沈黙が漂っていました。
私は気まずくなりつい窓の外を眺めますと、そこには見事な星屑の川が流れておりました。
「見てください。天の川ですよ。」
「ええ、美しいですね。」
気まずい沈黙は感動の静寂へと変わり、荘厳華麗なその様に見惚れておりました。
『次は天の川河口、天の川河口に御座います。』
アナウンスが流れますと、彼はそわそわと動き出しました。
「どうされました。」
「ああ、私はここで降りなければならないのです。」
「そうですか。親友さんもお待ちになられていることでしょう。」
すると、彼は首を振りました。
「彼はきっと、幻惑星で降りているはずです。」
「では、何故そこへ行かぬのです。」
「私にはその資格がないからですよ。」
訳が分からず戸惑っておりますと、汽車はゆっくりとスピードを落としはじめました。
窓の向こうに浮かぶ星たちも、のんびりとした動きに変わってゆきます。
「私は何故仕事をするのか、彼の前で言える自信がないのです。」
大切な人との時間を豊かにするためだと気づいてはいるんですけどね、と続けるその横顔はとても孤独に見えました。
「では、私はここで。」
「ええ、お元気で。」
何か彼に伝えなければならないことがあった気がしましたが、どうしても出てこないので、そのまま彼と別れました。
もくもくごろごろ、夜汽車は静かに進みます。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
nanaha.
彩紗さんへ
お返事ありがとうございます!
銀河鉄道の夜でも定期的に止まるんですよ🌃
人を入れ替えていきたいので、「彼」には降りてもらうことにしました(*´ω`*)
そのあたりはあまり詰めて考えてなかったですね…。
自由に考えてもらって構わないです👍️
不確定要素が多いほうが、ファンタジーっぽくなるかなと思いまして☺️
何故資格がないか、ですか…。
僕もあまり分かっていないですけど、
「親友と自分の仕事への向き合い方の違い」
が鍵になっているかもしれないですね💭
その表現、ものすごく悩んだんです!!
気づいていただけて大変光栄です✨️
ホストの人、本当に荒治療ですよね💦
最近ハマったんですけど、気になるポイント多すぎて楽しいです♪
これ漫画ではないんです😌
コミカライズ版もありますが、基本的にはCDがメインになっているんですよ!
『ヒプノシスマイク』っていうコンテンツなんですけど、是非チェックしてみてください🖊️
彩紗··
天の川河口って駅?
駅ではないのかな
私、星芒は目的地まで走り続けると思ってた
止まるんだね
「ここで降りなければならないのです。」
降りる場所って、自分で選べるの?
それとも、切符によるとか?
「彼」は「親友」が降りた(はずの)場所に行く資格が無い…
どうしてそう考えたのかな、「彼」
今回は謎が多いね
「彼」は、敢えてこの場所で降りたんだ
無理やり降ろされた訳じゃなくて、自分から下車してるもんね
自信を持って、親友と同じ場所に行けばよかったのに
「彼」はブラック企業でずっと働いて、侮辱的なことを言われても辞めなかった、強くて立派な人
資格ならあるよ、絶対
今回は、星芒が止まる場所があるって分かった
そのこと以外は謎に包まれてるね
星芒は何を目印に止まってるのか、とか
星芒を降りた人はどこに向かうのかな、とか
「星屑の川」っていう表現、すごく綺麗だった
天の川は星屑の川
近くで見てみたい
こっちこそ、いつもお返事のお返事ありがとう✨
毎回楽しみにしてるよ
女性恐怖症を治すためにホスト…
過激な治療を試みてるんだね💦
悪化しないか心配だな
「彼」のモデル、怒って当然だよ
ブラック企業勤めのキャラ、インスパイアされるくらいかっこいいんだ
小説じゃなくて漫画?
面白そうだね
漫画でもブックレビューしてほしいな☺️
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小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください