「かもしれない」という言葉に取り憑かれているみたいに、根拠も無く悩む

「かもしれない」という言葉に取り憑かれているみたいに、根拠も無く悩む。

周りの人から見た自分の評価が、すごく低いんじゃないかと不安になる。

私は、空気の読めない鬱陶しい奴だと思われているかもしれない。

流行りの話題についていけない変わった奴だと思われているかもしれない。

何の能力も持っていない、当たり障りのない返事しかできない、つまらない奴だと思われているかもしれない。

そもそも、誰の記憶にも残らない、居ても居なくても変わらないような、どうでもいい存在なのかもしれない。

それくらい人との関係が薄っぺらい。

どれだけ多くの人と新しく知り合っても、仲を深めることができない。
会話は普通にできるけど、進展がまるで無い。

前みたいに裏切られるかもしれない、裏でありもしない悪い噂を勝手に広められているかもしれない、本当は好きでもないのに気を遣って私と会話してくれているだけかもしれない。

そう考えると怖くて、自分から誰かに歩み寄るのも勇気がいる。

自分の言動ひとつひとつを振り返ってしまう。

もしかしたら、今日のあの行動が相手にとって不快だったかもしれない、あの発言は誤解されたかもしれない、裏で笑われているかもしれない…

全部が不安で、このままじゃ駄目なのに、また一人でずっと延々ともやもやしながら考え込む。

毎日それの繰り返し。

ふと冷静になった瞬間に、勝手に頭の中でその日の出来事がリプレイされて、悪いところばかりピックアップされて、
やっぱり自分は人付き合いが下手だとか、向いてないとか、しんどいとか、もう生きたくないとか、逃げたいとか。