どうも、nanaha.です。
皆様如何お過ごしでしょうか。
僕は、最近好きなイラストレーターさんのPOPUPが開催されているので、今週末にでも行こうと思っているところです。
「村田夏佳」さんって方で、柴犬の絵がものすごく可愛らしいイラストレーターさんです。
ぜひ調べてみてください♪
今回の小瓶は、菅野仁さんの「友だち幻想」のブックレビューとなります。
ネタバレも含まれますのでご注意ください。
友だちが少ない、親友が居ない、友だちは多いのに孤独…。
そんな「人とのつながり」に対して悩みを抱える人は、決して少なくないと思います。僕もその一人です。
そんな現代において「程よい距離感でつながる」ためにはどうすればよいのか。
人間関係を根本から見直し、少しでも生きやすくなれば、といった本です。
この本においてのキーワードに”他者”というものがあります。
「自分以外のすべての人間」という意味ですね。
この”他者”、本書の中では2種類に分類されます。
ひとつが、「見知らぬ他者」。他人、というのがニュアンスとしては近いでしょうか。
もうひとつは「身近な他者」。これは、家族や友だちなどに当てはまります。
ここで、「すごく身近なのだけれど、他者なのである」という視点を持つことが大切になってくるのです。
自分とは違う性質=「異質性」を受け入れることが、友だち幻想を捨てる第一歩になるわけですね。
この先に語られる「同調圧力」や「ネオ共同性」、「ルサンチマン」なども興味深いですよ。
(難しい用語も簡単に説明されていて、スルッと読めます!)
最後に、この本で心に残った文章を贈って終わりにしようと思います。
『友だち幻想からなんとか距離を取り、リアルな現実の中で他者とつながりながら、じっくり深い〈生のあじわい〉を築いていきたいという思いが、私にはあるのです。』
ぜひ、お手にとってみてください。
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引用:友だち幻想/菅野仁(筑摩書房)
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