お前のせいで全部台無しだと、姉にたくさん言われたことを今になって思い出した。
後から彼女は「あのときはキレてて……口をついてでただけなの、ごめんね」といって謝ってきたけど、そんなわけないよね。
あなたはわたしの存在のせいで自分の人生が台無しになったって、きっと、こころのどこかで思ってたんだよ。
キレた後に本当に申し訳なさそうに謝罪するのが姉は上手だった。それは姉なりの処世術だったのだろう。
中学のとき無気力状態だったわたしが元気を取り戻すきっかけになったガーデニングも料理も、姉の病気とか気性に障るからと言って結局やめさせられた(も同然だと思った)。
「お前がそんなことしてるからわたしの病気が悪化するんだよ!あーーーーーもーーーーー」って。親にも「それはお前にも悪いところがある」って。
疲れた。
キレた拍子にわたしがどれだけ邪魔な存在かを言ってくるので、疲れた。
憎しみMAXで語ってくるので疲れた。
その後姉が謝罪してきて、許さないという態度を取るとまた一悶着があって、だからわたしが許さないという選択肢は結局のところなくて、疲れた。
普段は仲良しの態度を普段とってくるので、一丁前に姉としてわたしのことに関心を持ってくるので、疲れた。
わたしの感じ方についてたまにとてつもない剣幕で責めてくるので、疲れた。
親はそれを全部「お前が悪い」と済ますので、疲れた。
疲れた。
この前もわたしは藤本タツキが好きだけど姉は嫌いということで、彼女がとても同調して欲しそうな感じで説得してくるので、わたしは彼にも悪いところがあるよねとなんとけ妥協したものの、疲れた。
知らんがなお前の倫理観なんて。
いや倫理観ですらないな、あれは姉の快不快に関する価値観でしかないのだ。
彼女を貶したいわけではないけれど、あれに倫理なんてものはないのだ。そしてそれは、両親にも言えることだ。
そもそもわたしの家族に倫理と言うべき概念があったならば、はじめからこんなことにはなってなかったんだろうな。
疲れた。
思い出して意味あったのかな、これ。
まあ、ある、ということにさせてほしい。
つかれた。
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