田舎の雀(すずめ)。
半径一メートルを脅かす外敵がいないせいか 危機感が足らん。
お前たちの野生の本能は、一体どうなっているのだと、思わず絶句する。
周りはすべて田んぼばかり。
車輌一台分しか通れない農道。
時速15km。
道路に十数羽の小雀が眼前にいる。
あちらも車輌の音には気付いている模様。
車輌との間合い、7m・・・5m・・・3っっっ。
・・・・・・・・・勘弁してください。
ブレーキを踏んでいても、やはり心臓に悪い。
お前たちは、私を試しているのか?
すずめ達の心の声が聞こえてきそうで気に入らん。
人間の砂利ガキ共と一緒なのか。
私は、純粋無垢な雀は好きだが、こまっしゃくれた雀に用などない。
妻には、相手〈動物もね)の気持ちを考えてみてごらん。
と常々、助言されていたので、何事も勉強かと、少しばかり思いを馳せてみた。
・・・・・・やきとりにしてやろうか。・・・いや、小さいものには優しくせねば。
「暇だな。何かスリルが欲しいな。」
「ちょうど車来たし、限界ギリギリでかわした奴が勝ちとかどう。」
「何 賭ける。」
「おこぼれ3日分」
「きたきた。」
「ブレーキ踏むなよ。おっさん。意味ないだろ。」
「来い来い来い来いっ。」
「う”ぉぅう、危ねぇ♪」
という事なんだろうか・・・。
携帯のワンセグすら受信できない此処に、娯楽が足りないのは事実。
そして平和だからこそ、やんちゃしたくなるのも解るけれど、
納得いかん。
愛くるしいなりをして、なんて事をするのだろう。
おじさんを甘くみてはいけない。
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ななしさん
面白いと思うと同時に、怖さを感じました。
ブラックジョークがお好きな方なのかしらとも思いました。
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