私が結婚の挨拶をしに、義実家に行った時のこと。義弟がいた。
私は、はじめまして、と、挨拶をし、名を名乗った。
義弟は、そんな私を遮るかのように新聞紙を顔の前でバサッと広げ、新聞を読み始めた。
そんな義弟も結婚をした。
相手は細い、人形のような可愛らしい女の子だった。兄姉、両親、皆に可愛がられて周囲に甘えながら助けてもらいながら大きくなった女の子。第一子長女、毒家庭出身の私とは何もかも正反対である。
最初は、彼らは可愛い可愛いで、ままごとのような結婚生活も楽しそうであった。
そして現在。
義弟は、仕事に、殆ど毎日の料理や掃除などの家事、二人の怪獣のような女児二人の育児、そしてまるで大きな子供のような、世話の焼けるお嫁さんの世話まで一手に引き受けているということだ。
まるで、三人の娘がいるような家庭である。
義弟が可愛くて仕方の無い義実家や義妹は、料理を持たせたり、姪達を預かろうとしている。私が鬱病を抱えながら育児をしていても、絶対にうちの息子は預からなかったのに。
この、嫁差別、孫差別。
まずあり得ないと思うが、
もし、もしうちの家庭に助けを求めてきたら。まず確認したい。
「お前、あのとき無視したよな?なんで?」と。私の優しさをあてにする前に、私もそれを確認する権利があるのだ。
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