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人生に正解なんてないのは当たり前 でも…

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私は、『女』として生まれてきたが、幼いころから男の子が身につけているものが好きだった。周りからも『男の子?』と聞かれることが大半で、自分のことを『男』だと思っていた。
幼稚園の頃の先生に『あなたは女の子だよ』と言われ、自分の中で『ああ、自分は違うんだな』と何となく理解し始めた。
親に『自分は男の子だよ』と相談はできなかった。けれど、親はそんな自分を少しずつ認知してくれていた。
それでも周囲からは『女』という、可愛らしさを求められる。それが1番の辛さだった。
でも、自分を押し殺してまで、スカートはもちろん、髪の毛を束ねることもしなかった。新品の赤いランドセルも壊して黒のリュックに変えることもあった。
周りの友達からは『男おんな』っていうあだ名もついた。
どうでもよかった。
そんな中、小2のときにある先生と出会った。その人は女性だった。その先生は、私のことを何も否定することなく、ありのままの私を受け止めてくれた。初めて、他人にここまで思ってもらえていることに、嬉しさを感じた。
その先生に、私は初めて恋をした。
小学校高学年〜中学頃まで、周囲の環境に適応していかないと、孤立してしまう。やはりそれは避けたかった。だから周りに合わせて恋バナができるよう、異性を好きになるよう努力した。とにかく誰でもよかった。
これが1番辛かった。
中学の頃から没頭していた部活を高校でもつづけた。とにかくのめり込んだ。
唯一苦手だったことは練習後の更衣室。自分はこの場にいてはいけないと、いつも1人トイレで着替えていた。
社会人になり、自分の子どもが欲しいとは思っていたが、異性を好きになったことがなかったため、結婚なんて無理だと思っていた。
飲み会で知り合った異性と、連絡先を交換することになり、相手が私に好意を抱いていることをしり、そのまま結婚。(自分の気持ちは関係なく。)
子どもができたことは本当に幸せだった。新しく異動してきた職場で、一目惚れをした。その人は女性だった。
私は、自分からたくさん声をかけた。どうでもいい話ばかりした。
コロナ禍だったあの時、飲み会等も制限され食事に行く機会などなかった。少しずつ緩和された時期に、食事のお誘いをすると、いつも快く承諾してくれた。それが嬉しかった。彼女は長いこと付き合っている相手はいないとのこと。でも、同性を好きになることなんてないだろう。
彼女とやりとりをするなかで、私は、再確認した。
…やはり女性がすきだ…

その後、旦那とはうまくいかず離婚。
子どもの親権は私がとった。
…我が子の幸せを1番に考えたい…
…自分の気持ちにも嘘をつきたくない…
多様な時代になってきているが、自分自身がありのままでいることへの生きづらさを感じている。

人生に正解はないけれど、性別一つでたくさんのことに悩む自分のこの思いのたけを。

小瓶に詰めて流そう。

名前のない小瓶
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名前のない小瓶

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自分の思うがままに
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