月を見上げている
なにがために
誰がために
祈りを捧げているのか
ただ見上げているだけかもしれない
妖しい光を放つそれは
やはり何かを引き付けて
孤独な現実を突きつけて
それでも寄り添ってくるそれは
ああなんて綺麗だろう
世はなんて醜いんだろう
月を見上げている
ただ
月を
満月な今日は
新月を恋しみ
新月な夜は
満月を哀す
うさぎは寂しさで死に
かぐや姫は泣いて喜んだ
ああ酒が飲めれば
ここに雪が降れば
暗いくらい明るいよは
黒い僕を溶かしてしまった
月を見上げていた
万弁に咲いた星の下
1面の月光花の上でただひとり
君との約束も束縛も
いまは忘れてしまえるから
夜の美しさというものは
どれだけ写真に写しても
やはりこの目で見なければ
こんなに涙を流せない
嗚呼ないてしまえ
かえるもうさぎも月夜の中で
そんな夢でおおわれた
美し醜いこの世の中で
月を見上げている
徹宵ひとり夜を語る
儚い月も不朽の月も
文字に映せぬこの絶景も
ただひとりのため記憶に残す
ただで見れるこの景色は
されどやはりただではなく
今日という日を乗り越えて
見えぬ月日を悲しんだ
胸を張り上を見上げたものにだけ
与えられるものかもしれない
月を見上げている
ただ月を
きっともう朝は来る
夜をこえて次が在る
胸を張ればいいのだろう
上を向けばいいのだろう
眼を澄ませて
耳をすませば
きっともう朝は来る
でも今はただ
月を見上げていたい
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
詩的ですね
表現の仕方を美しく思う
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください