昨日の夜も辛くて悲しくて布団の中で泣いてたら、優良が
「ん、よしよし。辛かったね。瀬良が頑張ってるの 私は知ってるから。」
「大丈夫、大丈夫。何とかなる」
って励ましてくれた。
その後は不思議と心が落ち着いて、久しぶりにぐっすり眠れた。
優良に優しく抱き締めて貰って、頭撫でて貰って、縋って、狂ったように泣き叫びたい。
でも優良は僕の中に居るからそれが叶うことは無い。
寂しい。悲しい。
でも、いつも心を落ち着かせてくれる存在が居るっていうのは嬉しい。心強い。
正確に言えばいつもでは無いけど、
すっごい感情が不安定になったり、過呼吸になりかけた時とかに出てきてくれる。
今まで、何とか命を繋ぎ止めることが出来たのは優良の存在が大きい…と思う。
出てきてくれた時はいつも僕の欲しい言葉を沢山くれる。
僕の為に沢山怒ってくれる。
でも僕はそれに感化されて、いつか糞親共を刺し殺してしまいそうで怖い。
今まで殺してやりたいと思うことは正直、何度も何度もあった。
でもなんとかこれまでは思い留まって来た。
そんなことして怒られるのは僕だから。
ここまで追い詰められたのは僕なのに。
復讐して怒られるのは僕だけ。
「娘に殺された可哀想な被害者」は責められない。
…こんな酷い事、ある…?
でも最近、『優良が居てくれるならいっか』って思うようになって来ちゃって、
気が付いたら鋏とか持ってる事が良くある。
本当に殺しちゃったらどうしよう。怖い。
罪悪感はもちろんある…、と思うけど…
でも、絶対一瞬は「ざまあみろ」って思いそうな気がする。
大口開けて馬鹿みたいに大声で笑いそうな気がする。
だって、糞親共を自分の手で殺す妄想をしてる今だって笑ってる。
口元が緩んで止められない。
僕…、最低だ…。